旅と、映画と。－映画のロケ地を巡って－
みなさまこんにちは。
TABIFLEEEEEK(タビフリーク)運営のうっちです。映画で初めて見た景色に焦がれて旅に出たり、感銘を受けた映画のロケ地を巡ったり、そんな経験はありますか？
映画を見て、こんな場所があるんだ！行ってみたい！と感動を覚えることは少なくないのですが、私の場合は旅先にロケ地があったら立ち寄ってみるというついで的なパターンが多く、映画をきっかけにその場所に行ってみよう！と旅に出た経験はほとんどないです汗。今回は映画を見て実際に旅に出た話、旅先で出会ったステキな映画のロケ地、そして映画を見て行ってみたいと思っている場所に関して書きたいと思います！
映画を見て旅に出てみた！
映画の影響で一度だけ旅に出たことがあります。場所はイタリアのシチリア島。様々な映画の舞台になっている場所ですが、実際に行ってみたい！と思ったきっかけはリュック・ベッソン監督の「グランブルー」という作品です。
素潜り世界記録に命がけで挑む青年たちの物語。天才ダイバーのジャック・マイヨールとライバルのエンゾが大会が行われるシチリアに滞在するお話です。シチリアのタオルミナというリゾート地が舞台となっており、美しい海、素敵な街並みがたくさん登場するのですが、中でも一番行ってみたい！と思ったのが選手が宿泊していたホテルです。
物語の中では1つのホテルとして描かれていますが、実際の撮影はウナホテルズ・カポタオルミーナとサン・ドミニコ・パレスという2つのホテルを使って撮影されています。タオルミナの街自体が高台にあるため、海沿いに降りるのには車やロープウェイなどに乗る必要があります。サン・ドミニコ・パレスは14世紀の修道院を改装した5つ星ホテルで、高台のタオルミナの街の中心にあります。重厚な建物、美しい中庭などヨーロッパらしい雰囲気を味わえるホテルです。
もう一つのウナホテルズ・カポタオルミナは街を降りた海沿いにあり、映画でも登場する、洞窟を抜けた先にある海沿いのレストランのシーンが印象的です。崖の上にホテルが建ってる構造なので、こんな感じで↓↓↓洞窟の先にプールとレストランがあります。なんだかワクワクしますよね！
シチリア島は意外と広かった！
せっかくシチリアまで来たので、他の映画のロケ地や観光地にも行ってみたい！と思ったのですが、シチリア島は25000㎢ほどあり、四国と九州の間くらいの広さです。意外と広い・・・空港も3つあります。
「ニューシネマパラダイス」のロケ地のパラッツォ・アドリアーノという村にも行ってみたかったのですが、こちらはアクセスが悪く断念。代わりに「ゴッドファーザー」に登場する州都のパレルモに行きました。タオルミナの燦燦とした太陽やリゾートの明るい雰囲気とは異なり、パレルモは少しもの暗い雰囲気がする町で、いい感じのゴッドファーザー感が出ていました。ロケ地の中で一番の見所はマッシモ劇場。
ゴッドファーⅢでオペラ鑑賞後にマイケル(アル・パチーノ）の命を狙った銃弾が娘のメアリーに命中してしまうという印象的なシーンに登場します。ちなみにマッシモ劇場はヨーロッパの中でもウィーン、パリに次ぎ3番目に大きいオペラ座だそうです。
映画を見て旅に出たのはこの1回だけですが、「グランブルー」と出会わなかったら、行くこともなかったであろうシチリア島は私の中では忘れられない場所の一つになりました。
旅のついでに寄ってみた！映画のロケ地
旅行に行くことが決まってから、「そういえばあの映画で使われた場所があったから行ってみよう」このパターンが一番多いです。今まで訪れたロケ地の中でよかったところをご紹介します。
サンタンジェロ城＠ローマ
バチカンを取り巻くミステリーが描かれる「ダヴィンチ・コード」の続編「天使と悪魔」のロケ地。サンタンジェロ城とバチカンは1.5kmほどあり、作中にもあるように、1本の城壁でつながっていて、この中に秘密の通路があるのか？もしくは地下に秘密通路があるのか？など想像しながら付近をうろうろするのがとても楽しかったです。
コロンナ宮＠ローマ
「ローマの休日」のロケ地です。「ローマの休日」言えばスペイン階段や真実の口など市内にたくさんのロケ地がありますが、コロンナ宮は最後にアン王女が会見を開くシーンで使われた宮殿です。1週間のうち土曜の午前の半日のみ見学ができるというレアな場所です。建物としても豪華絢爛で一見の価値ありです！
アイトベンハドゥ＠モロッコ
モロッコのワルザザードという小さな町の近郊にある世界遺産。砂漠の中に突如現れるカスバと呼ばれる要塞アイトベン・ハドゥ。異次元に着たようなような、タイムスリップしたような不思議な感覚に包まれる場所です。「アラビアのロレンス」「グラディエーター」など多くの映画のロケで使われています。
中は1つの集落になっているのですが、中で暮らしてる方はもうほとんどおらず、私が訪れたときは1世帯のみしか住んでいませんでした。こういう場所は世界でも他に見たことがなく、とても強く印象に残っています。
リージェントビバリーウィルシャー＠ロサンゼルス
「プリティウーマン」の中で舞台として登場する高級ホテル。リチャード・ギアが演じる実業家エドワードが滞在していたホテルです。これは泊まってみるしかない！映画のようにプールサイドでまったりしてみたかったのですが、秋口だったのでかなわず涙。シャンパン＆ストロベリー、浴室のギャグジーなどいろんなシーンが思い出されます。映画に登場する印象通りのとても素晴らしいホテルでした！
行ってみたい映画のロケ地
「インディー・ジョーンズ最後の聖戦」 ペトラ遺跡＠ヨルダン
人生でいつか行ってみたい！と思っている「インディージョーンズ・最後の聖戦」のロケ地ペトラ遺跡。映画を見て初めてペトラ遺跡を知り、こんなに美しく、不思議な建造物があることに驚かされました。インディージョーンズシリーズ全部大好きですが、特に印象に残っています。
そんなペトラ遺跡、地元民は1JD（160円ほど）で入場できるそうですが、外国人はヨルダンに1泊以上した人は1日券50JD(8000円ちょっと。地元民の50倍！）1泊もしていない(ヨルダンに着いた日に訪れるなど）日帰りの場合は90JD・・・！と世界一入場料が高い世界遺産とも言われています汗。
竜とそばかすの姫＠高知
2021年夏に公開された細田守監督の最新作「竜とそばかすの姫」。メタバース空間で歌姫になる主人公を描くアニメ作品です。メタバースでは歌姫ですが、実際は高知の片田舎に暮らす女子高生という設定のため、高知の風景が沢山登場します。
仁淀川にかかる浅尾沈下橋や安居渓谷の水晶淵などの自然豊かな景色、高知駅や商店街など高知の沢山の場所が登場します。この美しい仁淀ブルーと沈下橋、一度行ってみたいです！
ジョーカーの階段＠ブロンクス
ホアキン・フェニックス演じるアーサーがジョーカーになった後に踊りながら歩く、とっても長い階段。「ジョーカー」の中でのとても印象的なシーンです。ニューヨークのブロンクス地区にあるのですが、ジョーカーを見て訪れる人が後を絶たず、地元ではちょっとした問題になっているそうです。オーバーツーリズムの問題は日本でも起こっていますが、地元住民の方に迷惑をかけず、節度ある行動を心掛けたいですね。
まとめ
映画は旅との親和性が深く、旅に出る目的そのものにもなりうるステキなConnecting the dots の起点！これからもたくさんの映画で出会った素晴らしい景色を実際に訪れ、様々なことを感じることができたらなと思います。
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