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「選択的注意」を子どもとのコミュニケーションに生かす
【1分で読めて意味のある情報】
こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、書籍「認知バイアス辞典」からの学びである「選択的注意の活用」について書いていきたいと思います。
目次は、以下の通りです。
①選択的注意とは?
選択的注意について認知バイアス辞典から引用してご紹介したいと思います。
【選択的注意】
周囲のざわめきの中でも特定の話者の言葉だけを聞くことが可能なように、多くの情報の中から必要なものを取捨選択をすること
これが選択的注意です。
私たちの生活の中には、たくさんの音や景色などの情報があると思います。
ざっくり言えば、選択的注意は意識したものを取り入れやすくなるという現象と考えられるかもしれません。
カフェなどで、少し離れた人たちの会話が気になるとその情報が聞き取りやすくなるという経験は多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
あれが選択的注意の効果というわけです。
この選択的注意を日常の子どもとの関わりで上手に使うことはできないか考えてみたいと思います。
②選択的注意を子どもとのコミュニケーションに生かす
私は選択的注意を生かして、
✅たくさんある情報の中から子どもへの声かけに有効な情報を探す
ことが効果的だと考えています。
学校現場では、ざわざわしている中から意識した情報を手に入れるということはとても有効です。
また、やることがあれこれある家庭においても、子どもの様子に関わる情報を得るのに、選択的注意は有効であると思います。
ここで気をつける必要があるのは、
子どもに関する情報を何でもかんでも取り入れようと思ってしまうとあれこれ口出ししたくなる気持ちが湧いて気やすくなってしまう
ということです。
あえて、スルーした方が良い情報もあるというわけです。
大人からみると子どもの情報があれこれ入ってくる場合、「もっとこうした方がうまくいくんじゃない?」と言いたくなることが結構な確率であります。
その結果、余計な口出しをしてしまったり、したくなってしまったりするということが多々あります。
ですので、あえてポイントを絞って情報を仕入れるのです。
そのため、選択的注意はとても便利な手段と言えると思います。
例えば、「家のお手伝いのことについて声をかけよう」と考えたとします。
選択的注意を生かして、家のお手伝いという情報のフィルターを自分にかけて、それ以外の情報はある程度カットしてみます。
すると家のお手伝いに関することに情報が普段より入ってきやすくなります。
逆にそれ以外の情報は入ってきにくくなります。
結果、当初の目的である家のお手伝いのことに対する声かけがしやすくなるのではないでしょうか。
こう書いてみると、選択的注意を生かす方法は、とてもシンプルな方法に思えます。
あれこれ口出ししたくなってしまうタイプの人には選択的注意を意識して活用することはとても効果ではないでしょうか。
ぜひ、子どもとのコミュニケーションに生かしてみてください。
今回は、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。
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