失敗への対処能力の高め方
【1分で読めて意味のある情報】
こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、【伸びる子どもは、〇〇がすごい】からの学びである「失敗への対処能力」について書いていきたいと思います。
目次は、以下の通りです。
①「失敗させない」が増えているかもしれない
書籍では、
✅環境等へのサポートが充実しすぎて、子どもが失敗する機会をなくしてしまっている
という指摘がなされていました。
私の個人的な意見になりますが、学校現場で見てみてもそういった傾向はあるように感じています。
例えば、ケガなどへの配慮に関してですが、大きなケガなどが起こると取り返しがつかないという現実がありますので、ケガや体調への配慮は、従来よりも手厚くなっていると思います。
これに関しても賛否両論あるかもしれませんが、私はケガなど体調に関する支援は、手厚くても良いという立場です。
やはり、取り返しのつかない大きなケガは、防げるなら防ぐようにしたいと思うからです。
それに対して、授業や学級の活動における手厚すぎる支援に関しては、反対の立場です。
子どもが活動で失敗しないようにしたり、負荷を感じたりしないように、毎度毎度、活動の障害になるものをできる限り取り除くのは、子どもの成長のためにならないと思うからです。
✅むしろ、安全に失敗したり、友達と知恵を出し合ったりして、乗り越えていくことこそ、学校で実体験してほしいことだと私は考えています。
書籍の中に、「失敗しないより大事なこと」が2つ紹介されていましたので、引用しながら私の考えを書いていきたいと思います。
②失敗しないより大事なこと「その1」
✅失敗を恐れず試行錯誤すること
1つ目に紹介されていたのは、「失敗を恐れずに、試行錯誤すること」です。
試行錯誤できるようにするということは、失敗を顧みずに、どんどん試していくということだと思います。
ですので、学校や家庭では、子どもにどんどん試行錯誤の機会を設けていくのが良いと思います。
✅試行錯誤の機会を増やすためには、「自分で何かをする」ということを体験してもらうのが一番だと私は思います。
子どもたちは、興味のあることなら、自然と試行錯誤の機会を自分で作ってしまいます。
そうでないことに取り組む場合もゲーム化したり、成長の見える化をすることで、試行錯誤の機会を作ることができるのではないでしょうか。
ぜひ、日常で子どもの様子を見守りながら、試してみてください!
③失敗しないより大事なこと「その2」
✅失敗を糧にして前進すること
2つ目に紹介されていたのは、「失敗を糧にして前進すること」です。
失敗を糧にするためには、活動や行動を振り返ることが大事だと私は思います。
そのため、最初のうちは、子どもが何かをして失敗した時に、ポジティブなフィードバックをしていくのが良いと思います。
✅フィードバックを繰り返すことによって、自然と自分の活動を振り返る思考習慣が身に付いていきます。
ぜひ、こちらも様子を見ながら行ってみて下さい。
きっと少しずつ子どもの様子も変わっていくと思います。
④大人が失敗を恐れない態度を見せる
✅大人が子どもに失敗を恐れずに試行錯誤したり、失敗を生かしている姿を見せるのは、とても効果的だと感じています。
こちらは、書籍に直接は書かれていなかったと思うのですが、個人的に大事だと思う補足です。
子どもは、良くも悪くも身近な人に大きな影響を受ける傾向が強いと私は感じています。
ですから、
✅可能な場合は、同じ様なことに身近な大人も取り組んでいくと良い
と思います。
例えば、子どもにやったことないことに挑戦してほしいなら、大人も自分の調整してみたいことに取り組んでみるといった具合です。
楽しみながらやっている姿を見ると、「自分もやってみたい」と感じるものです。
ぜひ、こうしたアプローチも試してみてほしいと思います。
今回は、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。
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