子どもと接する時は、「ブーメラン効果」に要注意

【1分で読める情報】

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、「ブーメラン効果」について書いていきたいと思います。

子ども相手に役立つ情報ですが、大人相手にも有効な内容になっています。

コミュニケーションをよりよくしたい方は、目を通してみると役立つかもしれません。

目次は、以下の通りです。


①ブーメラン効果とは?


ブーメラン効果をざっくり言うと

✅相手を一生懸命説得しようとして逆効果になってしまうこと

という感じかなと思います。




子どもと接する時、「こうしたほうがいいと思う!」と伝えようと頑張って、その結果、子どもが反発して逆の行動をしてしまうというケースはしばしば存在します。

親や学校の先生という立場だと経験したことがある方は多いのではないかなと思います。

私も似たような経験が多々あります。

そこで、どういう場面でブーメラン効果が発生しやすいのか、改めて考えてみたいと思います。




②ブーメラン効果がよく発生してしまう場面


✅ブーメラン効果は、選択肢を奪われる場合に発生してしまうケースが多いのではないかと感じます。

イメージは、人が反発心を抱きやすい場面でしょうか。

具体的には、「〜しなさい」とか「こうしなきゃだめ」みたいな声をかけられると反発心を産みやすいと思います。

強制されたり、選択肢を奪われたりしてしまうと何だかいうことを逆に聞きたくなくなってしまうわけです。

「勉強しなさい」と言われて、逆にやりたくなくなるという経験をした方も多いのではないでしょうか。

あれです。

あぁいう気持ちになる時がまさしくブーメラン効果が発生している瞬間だと考えられます。




子どもと接していると「子どものために言おう」と思って、ついそうした声かけを選択してしまうこと、きっとあると思います。

でも、ブーメラン効果、なるべく発生しないほうがお互いのためですよね。

では、どうしたらブーメラン効果を防ぐことができるのでしょうか。

ちょっと考えてみたいと思います。




③ブーメラン効果を防ぐための2つの対策


ブーメラン効果を防ぐために有効な方法は、

✅言おうと思ったら、ちょっと見守る
✅選択を預ける

ということです。

この2つは、とてもシンプルですが、すごく効果的だなと学校現場で働いていて感じます。




・言おうと思った時にちょっと待つについて

子どもの様子を少し待ってみてみると自然と自発的にやるケースは結構多くあります。

大人の目線で「もう!」と思うタイミングと子どもがやろっかなと思うタイミングは少しずれがあるような気がします。

特に、子どもの様子をよくみている方にはおすすめな方法かもしれません。

子どもの様子をよくみている場合、言おうと思うタイミングも通常よりやや早くなりがちです。

そのため、ちょっと待ってみるという効果が出やすい傾向にあるように思います。

待つにも限度があるとは思いますが、ちょっと待つだけで解決できることがあることも事実だと思います。

日常に「言おうと思ったらちょっと待つ」を取り入れてみると子どもとのコミュニケーションが少し変わるかもしれません。




✅選択肢を預けるについて

こちらは、子どもに声はかけるのですが、どうするかを決めてもらうというアプローチです。

選択肢を奪ったり、強制したりするのではなく、「どうする?」と聞いて自己決定してもらう感じです。

自分で決めたことの方が言われたことよりずっとやる気が起きやすいですし、自由を奪われた感じがしにくいのでブーメラン効果を防ぎやすくなります。

結構効果があるし、いろんな場面で応用が効く対策かなと思います。

自己決定してもらえるとあとは、子どもを応援をする感じになるので、子どもへの声かけも前向きなものになりやすいです。





「言おうと思ったらちょっと待つ」と「選択肢を預ける」を併用することもできると思います。

この2つの対策を活用するだけで、かなり子どもとのコミュニケーションの内容が変わってきます。

きっと、強制や命令ではなく、応援や励ましが増えるはずです。

同じ時間使って子どもに声をかけるならば、応援や励ましが多い方がいいのではないでしょうか。

ブーメラン効果に注意すると声かけが変わると思います。

また、これらのことは「対こども」だけでなく、「対大人」でも有効なケースが多々あります。

ぜひ、活用していただければと思います。


今回は、以上になります。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。

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