「学びのつながり」を見出していることを認識できるような声をかけることの大切さ
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こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、「子どもへの声かけ」について書いていきたいと思います。
子どもとコミュニケーションをとる機会のある方に特におすすめの内容です。
子どもに限らず、大人にも当てはまることもあると思いますので、ぜひ、目を通していってみてください。
目次は、以下の通りです。
子どもは意識せず、学びの活用をしていることがある
子どもたちは、日常生活の中で自然と学んだことを活用していることが多々あります。
まずは、それらの一例をご紹介してみたいと思います。
知識や技能の活用
漢字や言葉の勉強はとてもイメージしやすいと思いますので、まずはそのことについてです。
学んだ漢字や言葉を子どもがいつの間にか使っているということはありませんか?
また、ご自身でそうした経験をしたことはないでしょうか。
例えば、自分の名前が漢字で書けるようになっていること。
例えば、一石二鳥という言葉が何気なく使えるようになっていること。
こうしたことは、学んだことを自然と日常で使えるようになっていると言えると思います。
学んだことの中でも知識や技能といったことの活用と言えそうです。
考え方や学び方の活用
考え方や学び方は、ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、例をもとに共有したいと思います。
例えば、算数や理科などで、「逆に考えてみる」という考え方を学んだとしましょう。
すると、日常生活の中でも、「逆にこうしてみたらどうかな?」と活用する機会などが出てくることがあります。
考え方の活用は、このような具合です。
学び方の活用は、友達と協力して活動したという経験などが想像しやすいかなと思います。
役割分担をして何かをしたり、力を合わせて何かを成し遂げたりしたことは別の活動の場面でも自然と活用しているということがよくあります。
学んだ知識や技能、考え方や学び方の活用の両方に言えることは、「いざ使ってみよう!」ということよりも自然と使っていることの方が多いということです。
あくまで私が小学校で働いていて感じたことですので、データの根拠はありません。
ですが、学びのつながりまで認識せずに使っていることが多いため、その辺りを関わる大人や友達同士が価値づけるような声をかけられたらもっと学ぶことが楽しくなりそうな気がしています。
学びのつながりを認識できるように声をかける
学びのつながりを認識できるようにするためには、どのようなアプローチが効果的なのでしょうか。
私の考えとしては、
の2つが主に有効かなと思っています。
学校の教員やコーチ、保護者など何かを伝えた機会がある場合はそれについての「アイメッセージ」が効果的な場合が多いかなと思います。
漢字や言葉などは、想像しやすいですね。
「あ、これ、昨日習った漢字だね。早速使っていて、学んだことを生かせていると思うなぁ。」といったような声をかけると学びのつながりを引き出したり、意欲の喚起をしたりすることが実現できそうです。
どんな場合でも生かせそうなのは、「クエッション」の方法です。
「一石二鳥という言葉ぴったりだと思うな。その言葉、いつのまに覚えたの?」という質問や「逆に考えるって面白いなぁ。どこかで使ったのかな?」という声かけですね。
こちらは、子どもに学びのつながりを想起してもらう側面が強いかなと思います。
学びのつながりを直接伝えるのではなく、子どもに思い出してもらって認識してもらうというイメージですね。
クエッションの方法の方は確実性に欠けますが、子どもたちが自力で学びのつながりを見出していく力を培えるので、個人的にはより効果があると考えています。
たかが、声かけですが、されど声かけ。
小さな積み重ねが大きな変化につながっていくと思います。
ただただ、内容を伝えるだけでなく、「学びをつなげていく」という視点を持って子どもと関わるとなんだか子どもも大人もWinーWinな楽しさがあるような気がします。
ぜひ、日常で子どもとコミュニケーションをとる機会がある方は、意識してみてはいかがでしょうか。
今回は、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
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