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読書と夏休み
人生ではじめて
読書のために休みをとった。
7月7日七夕は文芸誌
『文藝 2021年秋季号』の発売日で
わたしの推し作家遠野遥さんの
新作『教育』が掲載されている。
だから、発売日の次の日に夏休みをとった。仕事を休んだ。
わたしの職場はお盆休みがない代わりに
7~8月で自由に夏休みをとれる。
一昨年までは、毎週のように
3連休や4連休にして
それこそ旅をしまくっていた。
心置きなく。
昨年の夏、
旅に出る楽しみが失われてしまった。
今年の夏にも期待していなかった。
だから、遠野遥さんの新作が
7月7日に発売と知った春。
今年の夏が一気に輝いて見えてきた。
楽しみが数か月先にあるって
幸せなことだなと
びしびし感じた瞬間だった。
もっと心がスキップしてしまいそうなことを
思いついた。
「読書のために休みをとる」
なんて魅力的で贅沢なんだろう。
そして、今日。
読書のため仕事はお休み。夏休み。
昨日は夜更かしして『教育』を途中まで読み残りは今朝早起きして読んだ。
お昼には読み終えた。
とってもいい意味で。
置いてけぼりにされた気分。
気持ちがふらふら落ち着かないから
午後は布団にくるまりぐずぐずしてみたり。
あぁ、なんて贅沢な時間なんだろう。
「読書のためのお休み」
いい。すごくいい。