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【エッセイ#1】はじめての金縛り。

某賃貸アパートで私は人生はじめての金縛りに遭いました。
1人暮らしのアパートで間取りとしては1K。

彼女はその日、私の家に泊まっており、
朝方、仕事のため1人部屋を出て行きました。
時刻としては朝の7時くらい。

私はその日休みだったため、彼女が帰った後も
そのまま横になってうとうとしていました。

彼女が出てから10分ほど経ったくらい。
玄関の鍵が開く音が聞こえました。
忘れものでもしたのかな?
私はそう思い、眠さもあったため横になったまま彼女に
「なんか忘れた?」と呼びかけました。


返答はなし。


もう一度。
「○○ちゃんー忘れもの?」

返答はなし。



ですが、ドア越しにこちらへ歩く音が聞こえてきます。
ゆっくりゆっくり一歩ずつ。

そしてドアの前までそれはやってきました。
私は何度も彼女であると信じて呼びかけました。

「○○ちゃん…..?○○ちゃん…..?」

するとドアノブがゆっくりと下におりてきました。

ドアの方に向けていた顔が急に
ぐっと固まり、呼びかけていた声も遂に出なくなりました。

ゆっくりゆっくりと、扉が開いてきます。
全身には力が入り、動くことはできません。

扉が開き、その正体が分かるかと思ったその時、
私は急に意識がなくなりました。


それから10分後……..。


目が覚めた私は、
先ほどの体験したことが
夢なのか現実なの分かりませんでした。

ですが、それが現実のものであることは明らかでした。


扉が半開きだったのです。


怖くなり、
クローゼットの中
トイレ、浴槽を確認しましたが、誰もいませんでした。

彼女に電話をかけ、
忘れものを取りに来ていたのか確認すると、

「戻ってないよ」

私は先程起きたことを説明していると
ある事に気づきました。

玄関の鍵が空いているのです。

彼女に鍵を閉めたか聞くと、
案の定、閉めたと返答がありました。
確かに彼女は家を出る時、私が部屋にいたとしても
鍵は閉める習慣がありました。

じゃあ今回のこれは一体。

誰かが私の家に忘れものを取りにきたのかもしれません。

某アパートの玄関からの様子

最後まで
読んでいただきありがとうございました。

皆さんの
住んでいるお家は大丈夫でしょうか。

もしこれから引っ越しをされる方がいらっしゃいましたら
不動産にそこがどういう物件か聞いてみることをお勧めいたします。

以上、たびぞうでした。
おやすみなさい〜。

Tabi@TakaClub


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