家族を愛し、故郷と共に生きる 〜“脱サムライ”農家が残したものとは?〜【後編】
こんにちは、NIPPON TABERU TIMES(以後食べタイ)学生編集部のえひめです。
食べタイの活動拠点の1つに茨城県古河市があります。
その古河市にある、140年前に山川さんという「農家」が建て、代々住んでいた歴史ある古民家“山川邸”で若者向けのイベント「こがじかん」を企画・運営しています。
畑と広大な裏庭に囲われた古民家“山川邸”。場所だけでも魅力的な空間でしたが、私たち学生はかつての家主山川さんの『生き様』にすっかり惚れこんでしまいました。
今回は2018年7月21日に開催された「こがじかん」の紹介記事の後編です。
前編を読んでない方は前編をどうぞ。
手作り流しそうめん、いざ実食
いざ実食!
イベント初参加の参加者も不安だった最初の気持ちもなくなり、
「人生で1度は流しそうめんやってみたかったんだー!すっごくおいしい!」と嬉しそうに頬張っています。
実はお箸も竹から手作りしています。
一生懸命つくった自分たちの流しそうめんに、みんな笑顔が溢れます。
流し役も楽しそうですね。
流しそうめんとアヒルはなぜこんなにも相性ぴったりなのでしょうか?笑
ごちそうさまの後は流しそうめんと山川邸をバックに記念撮影です。
日常をちょっと抜け出して、新しく出会った人たちと一緒に、いつもだったら面倒でやらないことや今までやったことがないことに挑戦する。
そして季節を思いっきり楽しむ。
今回の流しそうめんづくりもそんな“じかん”になったのではないでしょうか。
のんびりするのも大事な「こがじかん」の過ごし方
炎天下の中での流しそうめんづくりを終え、お腹もいっぱいになったところでしたくなるのが……昼寝ですよね!(笑)
縁側に寝っ転がって、時に虫の音に耳を傾けながら心地よい疲労感に浸ります。
「こがじかん」では、それぞれ思い思いの時間も過ごしてほしいという考えから、毎回のんびりできるじかんを作るようにしています。
縁側で黄昏るのもよし、お昼寝するのもよし、裏庭を散歩しても、畑の様子を見に行っても構いません。
そのときの『自分がしたいこと』や『季節の変化』に意識を向けてみるじかんにしています。
そして今回ののんびりタイムでは、前回の「こがじかん」でみんなで手作りした梅ジュースを出しました。
大好評ですぐに売り切れに!
1月あたりのイベントでは完成した手作り梅酒をみんなで飲みたいと思っているのでお楽しみに!
ちなみにこれが前回の梅酒・梅ジュースづくりの様子です。
前のイベントがその後のイベントにつながっていくのが食や農で楽しむ「こがじかん」の醍醐味でもあります。
最後は農作業で「またきてね」「また行きたい」な関係に
今回はトウモロコシの雄しべのカットとブロッコリーの種まきをお手伝いさせていただきました。
一緒に種まきしたブロッコリーをみんなで食べられる日が今から待ち遠しいです。
今回、農作業を指導してくれたのは、元料理人の覚さんと元ハーブティーブレンダーの寛子さんが営む秋庭農園さん。
そして同じく古河でイタリア野菜を中心につくっている、農家の中山さんです。
世はひまわり畑で夏のインスタ映え写真を撮っているので、私たちも負けじとトウモロコシ畑で対抗!
意外といい感じなのではないでしょうか?(笑)
農作業後は秋庭農園さんからの差し入れのスイカをみんなでがぶり。
「ひと足早い、夏休み」という今回のイベントテーマにぴったりな最高の締めになりました。
まとめ
『今の季節を楽しみ、次の季節の楽しみを仕込む』
そうすることで、「またきてね」「またいきたい」な関係をこれからもたくさん作っていきたいと思っています。
まだまだイベントとしては駆け出しですが
イベントに参加してくれた人たちが、個別に古河の農家さんのところへお手伝いに行こうとしてくれたり、リピーターになってまた「こがじかん」に参加してくれる人がでてきたことがものすごく嬉しいです。
元農家だった山川さんは、後世に山川邸や畑、森だけでなく、
「自分らしく生きる」というたくましい生き様も残してくれました。
山川さんが残してくれたものをつかって、人と人とのつながりができ、自分らしく過ごせるじかんをこれからも山川邸でつくっていきたいです。
山川邸での出会いやじかんが、来てくれた人たちの心のなかに残りますように!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※この記事は2018年10月に作成されたものです
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