まっすぐ族への憧れ
こんにちは!
ピラティスインストラクター
の小山多芭沙です。
突然ですが、
皆さんの周りに
天才肌と言われるような、
なぜか初めから上手な人って
いませんか?
私が中学生の頃には、
自分には到底追いつけない
天才肌の人がいたんですね。
その時は器械体操を
していて出会い、
その後バレエを始めてからも
天才肌な人にたくさん
出会ったんですね。
ちなみにその天才肌の人達も
そこにたどりつくまでに相当な努力
をしてきているわけですが、
たとえ、私が同じ時間努力したとしても
その人の領域にはたどり着けない
差というものがあるんですね。
長年私はその天才肌の人に
憧れて、私との差とは何なのか?
を考えてきたんですよ。
なので今日は凡人な私が
試行錯誤してきて
私と天才肌な人との差について
気づいた事を
お話したいと思います。
最後までお付き合い下さいね。
中学生の体操クラブ時代…
【多芭沙】
「ねえねえ、Yちゃんはどうしてそんなに
"ひねり技"が上手なの?」
【Yちゃん】
「う~ん、わかんない…」
【多芭沙】
「えっ、勝手に2回ひねりできちゃうの?
私は1回ひねりで精一杯だけど💦」
【Yちゃん】
「うん。気が付けば2回まわってる感じ。
私は逆に1回で止める方が難しいよ。
2回ひねりのほうが簡単♪」
【多芭沙】
「へえ~!Yちゃんはどうやってるの?」
【Yちゃん】
「えっとね…、助走で勢いつけて床を蹴ったら
棒みたいになって くるくるっと速くまわすと
2回回ってる感じかな…。」
【多芭沙】
「ふ~ん…。(私もそんなイメージでやってるんだけど、
できないんだよね。😢💦)」
数十年後
ある日のバレエのレッスンで
【先生】
(お尻の筋肉の図を見せながら)
「脚をアンデオール(外旋)する時に、
この 梨状筋を使っているんですよ。」
【多芭沙】
「お尻じゃなくて、お尻の中なんですね。
(お尻に中とか外とかあるの👀?)」
【先生】
「アンデオールするから
私のお尻を近くに寄って見てみて。」
(お尻の下がスルスルっと奥に吸い込まれていく)
【多芭沙】
「わあ、すごい!どうやっているんですか?
(お尻の下のお肉が生きてるみたいに動いてる~👀‼️)」
【先生】
「お尻触ってみて!お尻自体は固めないのよ。」
【多芭沙】
「ホントだ!柔らかい…」
【多芭沙】
「私はお尻をカチカチに固めて
力尽くで動かそうとしていたけど、
違うんですね!! だけど、
どうやったらいいか わからないです…。」
【多芭沙】
「そんなに難しく考えないで、
単純に股関節の中の大腿骨頭を
くるくるっと回すだけよ。」
【多芭沙】
「それが難しいんですよ~💦 でも、
先生の身体の使い方が 私とは全然違う
ということはわかりました。」
先生は立ち姿といい、
足のポジションといい
とても美しくて、
動きも正確で、
見ててとても
気持ちがいいんですよ。
【多芭沙】
「うまくやろうとすればするほど
カチカチに 固めて使ってしまいますが、
いつか 私も先生のように
綺麗に動けるようになりたいです…💓」
また別の日
【多芭沙】
「先生は昔から運動は得意だったんですか?」
【先生】
「そうね、子供の頃から 走るのは速かったよ。
長距離も得意で、いくら走っても疲れなかったし、
他の人がキツイ💦って言ってるのが不思議だったわ。」
【先生】
「でもバレエはそう簡単ではなかったから
のめり込んだのかもしれないわね。」
【多芭沙】
「やっぱり…先生は天才肌と言うか、
初めからできてしまうタイプの方ですね。」
こんなふうに
私が今まで出会った天才肌な人は
私ができないことをいとも簡単に
やっていたんですね。
そしてその人たちが
みんな身体の線がまっすぐで細くお尻がない
という共通点があることに気付いたんですよ。
それは
ただ瘦せているだけとは違って、
骨盤の中(股関節や仙骨)が
しっかりはまっているような
感じで、
それゆえ無駄に筋肉がつかず
細いということなんですね。
そのような人達を私はいつも
羨ましく思いながら
<まっすぐ族>と心の中で
呼んでいるんです。
私は何度も
鏡を見ながらまっすぐ族になろうと
飛び出たお尻をひっこめたりしましたが、
そんなことでは何も変わりません🙅♀️
【多芭沙】
「私はどうしてまっすぐ族に
産まれなかったんだろう💦
お尻や太ももが太いこの体型は
遺伝だからあきらめるしかない…?」
それから
私はバレエのレッスンを受けながら、
周りの人たちを「まっすぐ族かどうか」
という目で見るようになったんです。
まっすぐ族サーチをしていると
【多芭沙】
「Aさんはまさにまっすぐ族ね!
とっても踊りやすそうで見てて気持ちいい♪」
【多芭沙】
「Bさんはまっすぐ族だけど
生かしきれてないな…もったいない。」
【多芭沙】
「Cさんは私と同じ反り腰。
腰椎が頑張り過ぎてるな…。
腰痛そう…💦」
と、違いがわかるようになってきたんですよ。
【多芭沙】
「そっか💡 そもそも、まず
<まっすぐ族>でないと
バレエは上手くならないな…」
【多芭沙】
「先生の注意 をそのままやっても
全く思うようにいかなかったり、
どう身体を使っているか わからなかったのは
私が<まっすぐ族>じゃなかったからだ!」
【多芭沙】
「ということは、私がバレエを上達するために
まずやるべきことは< まっすぐ族>になること、
つまり反り腰や反張膝を直して
骨盤の中がしっかりはまる骨格に
改善することなんだ!」
これがなかなか難しいのですが、
それでも、バレエを上達させるために
注目すべきポイントだと思うんですね。
急がば回れです。
灯台下暗しでもありますね。
なのでもし皆さんが、
バレエや何かスポーツで上達できないと
悩んでいるのなら、ご自身が<まっすぐ族>
かどうかに焦点を当ててみては
どうでしょうか?
また、その違いがわかる目を育てることも
大切だと私は思います。
何か参考になれば嬉しいです。
ちなみに私の中で最強のまっすぐ族は
バレエダンサーの二山治雄さんです。
とにかく骨盤の中がしっかりはまっていて
ホントに見ていて気持ちがよくて、
美しいですよ♪
長くなりましたが
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。