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心が何だかモヤモヤした時は

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いつもできるだけ、心はニュートラルでいるというのか、何にもとらわれず、自由で軽やかで、リラックスしていようと心がけて日々を過ごしているけれど、時には心がなんだかモヤモヤする時もある。

まあ人間である以上、不安定が普通なわけで、調子がいい時もあれば、「うーん…」という時もある。

それにやっぱり体が疲れていると、心も疲れやすいというのか、心と体はつながっているし、なんか気持ちが不安定だなあと感じる時は、よくよく考えてみると、やることがたくさんあってあっちに行ったりこっちに行ったり、あれこれ体を動かしていて疲れている時だったりする。

ちょっと前は心がモヤモヤすると「なんでモヤモヤするんだろうなあ」とか「早くいつもの感じに戻りたい」みたいな気持ちになって気持ちを安定させようとして、自分で自分にプレッシャーをかけて逆に心が疲れる、みたいなことが多かった。

そして「心がモヤモヤするのはメンタルが弱いからだ」みたいに思ってしまい、フラフラしない心というのか、強いメンタルみたいなのが欲しいとも思っていた。

けれど、「そもそも不安定なのが普通」という考え方を知ってからは、だいぶ気がラクになったというのか「なんだ、心がモヤモヤしてもいいんだ」と気持ちがホッとしたし、そういう心が不安定な自分を認めて、受け入れられるようになった。

最初にも書いたように、今でも心がモヤモヤする時はもちろんある。

ただ前よりもそうなった時の心のあり方がちょっと変わったというのか、客観的に見れるようになったというのか、「ああ、今はそういう時なんだなあ」とか「疲れているんだなあ」みたいに、自分を大事な友だちを見るように、一歩下がって見れるようになってきた。

そうやって自分をちょっとだけ客観的に見れると、「心がなんか不安定だから戻さなきゃ、安定させなきゃ」とか思わなくなるし、「きっと体が疲れているだろうから、ゆっくり休んだら?」と友だちに言うように自分の心に伝えることで気持ちが落ち着くし、リラックスして過ごせるようにもなった。

晴れの日が永遠に続かないように、雨の日が永遠に続かないように、自分の調子や心の状態もずっと全く変わらず同じということはなくて、もしかしたら、この世界にある全てのものはそうなのかもしれないけれど、そう思えたら気持ちが軽くなるというか、「ああ、僕だけじゃないんだよな」と心が落ち着くようになった。

そうやって不安定な自分を認めて受け入れて、何だか元気のない友だちに接するように、自分にも優しくできるようになると、100%とは言わないまでも、落ち着いている時もなんだか心がモヤモヤする時も、日々の生活を心穏やかに過ごせるように感じている。

それに最近わかってきたのだけれど、心がモヤモヤする時というのは、もちろん疲れている時というのもあるけれど、自分にとって新たな気づきや学び、手放しのタイミングだったりもするから、「お、今度はどんな気づきや学びがあるんだろう、何を手放せるのだろう」というふうに思えると、この心のモヤモヤも必要なモヤモヤなのかもしれないなあと思える。

そもそも心のモヤモヤだって、こうしてこの世界に生きているからこそ経験できるわけで、晴れの日も雨の日も、元気な時も疲れてモヤモヤする時も、感謝の気持ちを忘れず、日々を過ごしていきたいものである。



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