「やりたい」から「やる」へのシフトで自分の世界を変えることについて
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ちょっと前にティンホイッスルを吹けるようになりたいなと思ってティンホイッスルの練習をしているのだけれど、これがまあ楽しい。
練習といってもまだ始めてから1週間も経っていないし、まともに曲は吹けない。
ティンホイッスルはリコーダーみたいな縦笛なので、穴を押さえて音を鳴らすのだけれど、上から順番に穴を押さえて吹いたりとりあえずひと通りの音を出せるように吹いているといった感じである。
それにしても1ヶ月くらい前の自分はティンホイッスルという存在をほとんど知らなかったし、やりたいとも思っていなかったから人生とはなんとも面白いものである。
そしてこれまで何回も経験してきたからわかるのだけれど、「やりたい」と思っているだけではなかなか行動には移せない。
なので、「ティンホイッスル吹けるようになってみたいなあ」という気持ちだけではいつまでたってもティンホイッスルは吹けるようにはならないわけである。
なので何かをできるようになる、この場合ティンホイッスルを吹けるようになりたいのなら、どこかのタイミングで「ティンホイッスルを吹けるようになりたい」から「ティンホイッスルを吹けるようになる」という「やりたい」から「やる」へシフトする必要がある。
「やりたい」と「やる」というのは似ているようで違う言葉である。
「やりたい」という言葉は希望、願うことであり、「やる」という言葉は意志あるいは決断であり、実際に行動しようという気持ちである。
だから「やる」と決めると、じゃあできるようになるためにはどうすればいいのかと考えるようになる。
ティンホイッスルを吹けるようになるであれば、まずティンホイッスルを買おうとか、そもそもどのくらいの値段がするのか調べようみたいに道筋が見えてくる感じである。
そうやってひとつひとつ具体的な行動に移していくことで「やりたい」と思っていたことが現実化してくる。
僕がやったことといえば、ティンホイッスルの値段を調べ、手が届きそうな初心者向けのものがあったからそれを買って、何から始めたらいいのかわからなかったので、一緒に初心者向けの簡単な教則本も買った。
ここでよくやってしまいがちなのが「買うことでなんだか満足してしまって結局やらない」である。楽器がインテリアになってしまうパターンである。
これまで楽器はギターだったりベースだったりを持っていたこともあるけれど、買ったことに満足してまともに弾いてこなかったので、今もあんまり弾けない(とほほ)。
なので、これまでの経験を活かしてティンホイッスルはインテリアにならないように「毎日ちょっとでも吹く」ということに決めた。
何か物事をできるようになるためには、やっぱり毎日やって習慣にしてしまうのが1番だと思うからである。
とはいえ毎日1時間とかやろうとすると、とてもじゃないけど続かないことはわかっている。
なので今のところ「毎日3分間だけティンホイッスルの練習をする」としている。実際にティンホイッスルの練習をするときは3分タイマーではかっている。
面白いもので、3分タイマーをはかると「3分くらいちゃんとやろう」みたいな気持ちになって、3分たつまではひたすらピーピーと吹いている。
こうして今の自分には「楽器に毎日ふれる」という新しい世界ができた。
だいたいおんなじような毎日と思っていても、自分で何か「やりたい」と思ってさらに「やる」と決めることができれば小さくても自分の世界は変えられる。そう思うと人生まだまだ楽しいことはたくさんありそうである。
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