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【外国人が半分以上の団地で何が起こるのか】『芝園団地に住んでいますー住民の半分が外国人になったとき何が起きるか』の紹介

本の概要


 埼玉県川口市に位置する芝園団地はその住民の半分が外国人住民である。著者である大島隆(朝日新聞記者)は芝園団地の一人の住民である。

 この著書は実際に芝園団地での生活をすることで感じた「日本人―外国人」という対立の存在や外国人住民について抱く「もやもや感」について記したレポルタージュである。

芝園団地とは


 芝園団地は埼玉県川口市に位置する。川口市は埼玉県の南端に位置する都市であり、東京都とは荒川を隔てて、接している。
 
 京浜東北線で東京につながり、武蔵野線や埼玉高速鉄道も走っており、都心や神奈川方面へのアクセスが良い。例えば、東京駅まで、JR京浜東北線で川口駅まで24分、大宮駅から20分であり、ベッドタウンとして発展してきた。

 令和3年11月2日現在、川口市の人口は607,373人で、さいたま市に次いで、2番目に多い人口となっている。

芝園団地の様子(筆者撮影)

芝園団地は将来の日本の縮図?


 日本の外国人の人口は現在、250万人を超えている。グローバリゼーションの影響により、日本人は今より多くの外国人を日常的に目にすることになるだろう。

  日本の人口の半分が外国人になることはまだ遠い未来の話かもしれない。この著書は外国人と接したときに感じるであろう「もやもや感」について扱っている。
 
 あなたも近い未来この「もやもや感」を抱くことになるかもしれない。

 この「もやもや感」はどこから来ているのだろうか。

 税金を払っていないのに外国人はどうして日本で恩恵を受けているのだろうか(本当は払っているのだが・・・)。

 「在日」はどうして努力しないで「特権」を受けているのか。

 このような認識が「もやもや感」と考える人々もいるかもしれない。

 なにが正解かは分からないし、個人によって違うのかもしれない。外国人が隣人になる未来はさほど遠くないかもしれない。

 そういった状況であなたはどのような反応をするだろうか。本書で描かれる「もやもや感」を抱くかもしれない。是非、『芝園団地に住んでいます―住民の半分が外国人になったとき何が起きるか』を読んで、あなたの未来を想像してもらいたい。



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