十市 社

読み物をいくつか。これまでの成果物一覧は固定記事に。

十市 社

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最近の記事

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これまでの成果物(読み物)

上部ほど最近のものです。 ・『滑らかな虹』(上下)【文庫】初版:2022年9月30日 ・『亜シンメトリー』【単行本(短編集)】初版:2021年3月17日 ・『三和音』〈短~中編〉【雑誌掲載】yom yom vol.63(2020年8月号)掲載  配信開始日:2020/07/17  ↳単行本『亜シンメトリー』(2021年)に収録 ・『枯葉に始まり』〈短~中編〉【雑誌掲載】yom yom vol.58(2019年10月号)掲載  配信開始日:2019/09/20  ↳単行

    • 表記統一ノート④ルビについてと余談と余談の余談

      表記統一ノート4回目です。とうに七草も鏡開きもすぎ、1月も下旬にさしかかっていますが、本年もよろしくお願いします。 これまでの記事 表記統一ノート①リストの見方と基本方針 表記統一ノート②複合動詞の運用 表記統一ノート③開くか閉じるか、どう決める? 前回の記事のあと、こんな反応をいただきました。 言われてみれば確かにルビも表記の一部。なので、今回はそのあたりの話ができればと思います。といっても、これまでの出版経験が2社からのみなので、知っている狭い範囲での話になります。

      • 表記統一ノート③開くか閉じるか、どう決める?

        表記統一ノート3回目です。このところ諸事情ありモタモタしていたらすっかり年の暮れになってしまいました。 それでなくとも前回の〈複合動詞の運用〉がニッチすぎて、とうにすべてを置き去りにしてきた感がしないでもないですが、いつかどこかで誰かの役に立てばの精神で始めたことなので、心を強く持って突き進みます。とはいえあそこまでややこしい話はもうないので戻ってきてほしい。 前回までの記事はこちら。 表記統一ノート①リストの見方と基本方針 表記統一ノート②複合動詞の運用 開くか閉じる

        • 表記統一ノート②複合動詞の運用

          前回の記事〈表記統一ノート①〉の続きです。今回は主に複合動詞の運用についてです。 表記統一リスト置き場は ↓↓ 。ファイルの説明は前回を参照ください。 複合動詞とは正式な名称は知らないんですが、「分け与える」のように2つの動詞がくっついているものことを便宜上そう呼んでいます。もし正しい呼び方を知っている方がいたら教えてください。ちなみに、ここでは「食って寝る」みたいな並列しているだけの言葉は含みません。 後ろにくっつくほうを開きたい!この複合動詞、あるころから「後ろにく

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        これまでの成果物(読み物)

          表記統一ノート①リストの見方と基本方針

          こんにちは。初めましての方は初めまして。出版界隈の末席の縁に小指一本でぶら下がって細々と読み物を書いている者です。書いたものに付与している目印(=筆名)は「十市 社」です。 私事ですが、来月(24年1月)末をもって商業1作目が世に出てからちょうど10年が経過します。めでたい。一方、奇遇にもほぼ同時期に生活資金が尽きる見込みであり、廃業(あるいは無期限休業)待ったなしの状況でもあります。めでたくない。ふがいなくも22年にも同じような状況があり、その際は出版社からの救いの手によ

          表記統一ノート①リストの見方と基本方針

          【お試し公開】遠く青く染まる〈1〉

          現在こういうものを書いています、という報告がてらのお試し公開です。 およそ5000文字とさほど長くないのでお気軽にどうぞ。 ※公開期間は特に定めていませんが、今後原稿の預け先が決まる等の状況次第で非公開になる場合があります。 以下の4つの形を用意しています。いずれも内容は同じです。1及び2が著者としては理想的な組版ですが、スマホ等では字が小さく読みにくいかもしれませんので、その場合は文字サイズが可変でリフロー対応の3や4をお試しください。 1.noteで読む(このページ

          【お試し公開】遠く青く染まる〈1〉

          『滑らかな虹』が出ます(創元文芸文庫)

          2022年9月30日、『滑らかな虹』の文庫(上下巻)が出ます。 レーベルは〈創元文芸文庫〉です。創元推理文庫ではありません。 今回、文庫化にあたって装画を担当いただいたのは丹地陽子さん、装幀は西村広美さん、そして解説は瀧井朝世さんです。加えて上巻の帯には朝井リョウさんの推薦コメントまで。どこを切っても錚々たる顔ぶれになっており、正直今も信じられない気持ちがしていますが、いくら寝て起きても醒めないので夢ではなさそうです。 書店に並ぶタイミングについては多少前後あるようですが

          『滑らかな虹』が出ます(創元文芸文庫)

          先日の「廃業する見込み」ツイートに関する補足と現状について

          ◇   先日、うっかりこんなツイートを投稿しました。  すると、ありがたくも一部の方から心配をいただきましたので、ここに現状をまとめておくことにします。まず、誤解があるといけないのですが「今年中に廃業することにした」わけでも「廃業するつもりでいる」わけでもないです。しかし意気込みとは無関係に9月あたりでお金がなくなるので、結果的に継続が不可能になるという「見込み」について、決定してから突然ではなんだし前もってお知らせしておこう、という意図で投稿したのが上のツイートになりま

          先日の「廃業する見込み」ツイートに関する補足と現状について

          [亜シンメトリー]内での試み(?)の一つについて

          ハロー。こんにちは。 早いもので『亜シンメトリー』の発売から2ヵ月ほどが経ちました。 二ヵ月前にこちらでも書きましたが、表題作[亜シンメトリー]について、 目論見どおり幅広い反応を観測しており、有難く眺めさせて頂いています。 全てのお読みくださった皆さまに、まずは感謝をお伝えしたいと思います。 本当にありがとうございます。not for meだった方はごめんなさい。 早速ですが、本題です。 [亜シンメトリー]では大小様々な試みをしました。 其の内の一つの試み(というより

          [亜シンメトリー]内での試み(?)の一つについて

          『亜シンメトリー』発売を前に

          初の短編集『亜シンメトリー』が3/17に発売されます。 今回の単行本には4編収録されています。そこで、ここではそれぞれの話を出力するにあたり挑戦したことなど、覚えているかぎり書いてみようと思います。内容そのものにはあまり触れず、あくまでこんなこと考えて書いたなあ、など当時の記憶をふりかえっていく雑記のような感じです。 最初に書いたものはもう4年半前に手をつけたものなので、何しろ記憶がおぼろげですが、頑張って思いだしてみます。よろしければお付き合いください。 それでは収録

          『亜シンメトリー』発売を前に

          小説の出力過程を全録画し客観視する

          タイトルのとおり試みたのできっかけと過程、成果物などをまとめました。 完成稿だけ目を通そ、という方は目次から「成果物①<静止画>」へ。 過程の録画ってどんなもん? という方は「成果物②<512倍速>」へ。 あくまで試みが主眼ですので成果物の出来・不出来は不問の前提です。 思いたったきっかけ 先日このような気持ちがありました。 ちょうど出力が一つ手を離れ、コロナによる急な労の休もあり、「お、時間があるぞ。PS4欲しいぞ」という気持ちが高ぶってゲームの生配信を初めて眺めて

          小説の出力過程を全録画し客観視する

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          メールアドレスtohchino.yashiro@live.jpへご連絡ください。