議会で、「学校・教室に通いづらい子どもへの対応」について質問しました(3)
12月10日、ふじみ野市議会の一般質問で、「学校・教室に通いづらい子どもへの対応」について質問しました。内容は①教育支援センターへの通室状況と対応、②校内教育支援センターへの対応、③フリースクール、放課後等デイサービスなど民間団体との協力状況です。今回は3回目になります。
議会で、学校・教室に通いづらい子どもへの対応について質問しました(1)。|坪田としたか(ビジョンと政策があります!ふじみ野市議会議員・埼玉県日台親善協会事務局長)
議会で、学校・教室に通いづらい子どもへの対応について質問しました(2)(教室外登校)。|坪田としたか(ビジョンと政策があります!ふじみ野市議会議員・埼玉県日台親善協会事務局長)
1.フリースクール・放課後等で異彩ビスなど民間団体との協力状況(質問)
(回答要旨)
不登校に悩む児童生徒が、学校以外の場で安定した生活を送ることができるのであれば、フリースクール等は学校復帰に向けた準備を整える機関の一つと考えています。
学校長とフリースクール等の代表が定期的に連絡を取ったり、フリースクール等から学習活動の記録や学校生活の様子が記載された報告書が月ごとに送付されたりするなど、校長をはじめ担任等が当該児童生徒の学習状況などを把握しております。
(再質問)
国のCOCOLOプランでは、教育委員会と民間団体との業務連携を示している。教育委員会として民間団体との連携についての考えは。
(再回答)
市内事業所からのご意見をいただく機会がある。
(所感)
市の教育委員会は、能動的に民間団体と連携しようという姿勢ではありませんが、優秀な職員の皆さんは、早晩、その必要性に気付くと思いますので、正式な会合とか、形式にこだわらず、ざっくばらんに意見交換をされればよいのではないかと別の場で、例を挙げて提言しました。早くやる気になってほしいです。
東京都では、フリースクールの利用料への補助を始めている。国のほうでは、こうした民間団体との連携について調査報告をまとめている状況とされます。
COCOLOプランでは、「フリースクールの取組を参考に、自己肯定感を育み安心して学べる学校をつくる」(9ページ:学校の風土を「見える化」)と
フリースクールなど民間との連携は、民間のほうが、教育委員会より多くの経験、ノウハウがあります(子どもとの接触の蓄積は、学校、教育委員会以上)ので、国も推奨しています。一方で、いろいろな団体があるので、国も「民間施設についてのガイドライン」(以下参照)を参考に、適切な民間団体と協力して、学びにアクセスできる場をつくっていっていただければと思います。