「ココロのしなやかさ」「ストレスをしなやかに受け流す力」→レジリエンスとは?
レジリエンスは、栄養精神医学では、「予防力+回復力(自己治癒力)」という意味で使いますが、
心理学では「ココロのしなやかさ」「ストレスをしなやかに受け流す力」と言う意味でも使われます。
「脆弱性(vulnerability)」の反対の概念です
ココロがしなやかでないと、ストレスでココロがポキッと折れてしまうかもしれません。
人が困難や逆境の中にあっても心が折れることなく、状況に合わせて柔軟に生き延びようとする力とも言えます。
レジリエンスが高い人は、ストレスに強い人です。
ストレスフルな環境が変えられなかったとしても、栄養面の体質改善や、自分の考え方や受け止め方を変えることで、ストレスにしなやかに対処できることが理想的です。
真面目すぎて融通が効かなくて、ココロのしなやかさが足りないと、ストレスへの対処能力が低下して、うつ病になりやすくなります。
「レジリエンス因子」には、「自尊感情(いい意味でのプライド)」から「ユーモアのセンス」「楽観的であること」「支持的な人がそばにいてくれること」など・・・があります。
米国心理学会は、以下の「レジリエンスを築く10の方法」を提唱しています。
親戚や友人らと良好な関係を維持する。
危機やストレスに満ちた出来事でも、それを耐え難い問題として見ないようにする。
変えられない状況を受容する。
現実的な目標を立て、それに向かって進む。
不利な状況であっても、決断し行動する。
損失を出した闘いの後には、自己発見の機会を探す。
自信を深める。
長期的な視点を保ち、より広範な状況でストレスの多い出来事を検討する。
希望的な見通しを維持し、良いことを期待し、希望を視覚化する。
心と体をケアし、定期的に運動し、己のニーズと気持ちに注意を払う。
ストレスをいいストレスになるか、悪いストレスになるかは、あなたのレジリエンスによるところが大きいです。
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