ワークシフト〜未来をつくる働き方のヒント〜を読んで
ワークシフト(働き方改革)の事例インプットを目的に読了。25社の大企業、中小企業、ベンチャー、エリア、業種と様々な事例を知ることができる。
例えば、富士通の時間・場所をフレキシブルに、社員一人一人の最適を実現する働き方として、テレワーク移行(地方移住)、単身赴任の解消、オフィスの見直しなどの事例が紹介されている。
個人的には、3つポイントがあると感じた。
・DX
・休暇
・フラット
CASE7の小柳建設では、建設業界で遅れているDX化として、社内データをクラウド化。コミュニケーションにチャットツール導入。
結果残業時間が3年で3分の1に。
CASE25のリクルートでは、130日の休日を145日に。組織,オフィスを改革。働き方、休み方をメリハリある主体的なものに。増えた休みでMBA取得など。
CASE11の千代田化工建設では、社内PJでSNSを活用し、会社に一言、会社のここが好き、などのテーマでコメント投稿。経営を巻き込んでコミュニケーションを活性化。
各社事例に共通するのは、外部環境の変化に合わせてこのままではいけないという危機感が源泉になっている(新入社員が全員辞めたなどの実体験もある)。
トリガーは経営者だったり、外部からきた中途入社者。組織に入った時の違和感を行動に移している。だから人の入れ替えは大事。
そして自律。仕組みを用意して、社員が学びやすい環境を整えること。
結果、生産性は上がり働く社員のウェルビーイングに繋がる。
言うは易しで改革は難しいが、実践している企業を知ることが先ずは大事だと感じた。
非常に読みやすく、インプットができる著書だった。
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