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「願望」と「抵抗」の切っても切れない関係

12年前の夏、私は自分の大切な感情装置を壊して
初めて感情を安全に扱うことの大切さを
学びました意識の探究者 Maikaです。


時々こんな質問を頂きます。


「Maikaさん、ワクワクすることが
大切そうな事はわかりますが、


ワクワクしようとすればするほど
逆に焦ってしまったり、
それが出来ない自分をダメなヤツだ!
と責めてしまったりします。


もう私には、子供の頃のように
ワクワクすることが
一切できません!!」


これは本当に辛い状態です。


「おい!何を言っているんだ!
もう大人なのだから
それが当たり前だろう!」


と軽く一秒で片付けるのも
ありだと思います。


ただこの状態が
長く続くようだったら
それはある種、自分の生命維持装置からの
黄色い点滅の要注意サインかもしれません。


何を隠そう、
昔の私自身が全く同じような状態で
もがき苦しんでいたので気持ちが痛いほどわかります。


以前の私は、
・何があっても無理やり強引にポジティブに!
出来ないとは死んでも言ってはいけない!


・頼まれたら自分のキャパ以上の物も全て引き受ける!


・キツイ状態でも無理してでも続ければ必ず光が見える。


・マイナスな言葉は絶対に吐いてはいけない!


・人の前でキツイ顔を見せてはいけない。


と言うタイプの人間で
それこそが正義を思い込んでいました。


旧式の自己啓発や
日本の教育の副作用の一種です。


学べば学ぶほど苦しくなり、
もがけばもがくほど
ドツボにハマっていく。


自己啓発に関しては
わざわざ高額なお金まで払って
自ら苦しみを買っていました。


今ではそのやり方が
間違っていて、自分自身には
合っていなかったことに
気付けましたが、


当時は多くの角度から物事が見れず
ただただドツボから抜け出すのに
必死でした。


この苦しみを乗り越えた先に幸せが
あると本気で思っていました。


今考えるとものすごく
いろんな感情をグッーっと抑えつけて
我慢し続けていたのだと思います。


短期的にはそういうのが
必要な時期もあるとは思います。


ただそれが長年も続くと
何かがおかしくなっていきます。


側から見ると私は「がんばり屋さん」で
「いい人」だったのかもしれませんが、


実は自分の弱みなどを
他の誰にも一切見せられなく
それを誰かに知られるのが怖かった
ただの「弱虫」だったのです。


今だからこうして笑いながら
言えるのですが、


私は本当に辛かったこと、
キツかったこと、
不安や恐れや葛藤など
それまで誰1人として本音で
話せたことがない寂しいヤツでした。


例えそれが、恋人、親友、家族に会っている時ですら、
いつも自分は大丈夫で平気だと言う顔をしていました。


12年前に心と体を壊して
1人の力では結局どうしようもできなくなり
7ヶ月間の引き篭もり状態になるまでは。


今だからわかるのは、
多くの人は「ワクワクすること」
「達成すること」「願望」だけに
フォーカスし過ぎていて、


本当はその裏側にあるネガティヴな感情に
蓋をして一切見ないでいる傾向にあります。


特の触れて欲しくない繊細で敏感な領域なら
なおさらそうです。


昔の僕と同じように。


アファメーションと言う
プラスの言葉をあなたが何度必死に唱えようと
あなたがそれを心の底から本当に信じきれず
疑っている状態であれば、

それは全くの逆効果になってしまうので
取り扱いには注意が必要です。


いくらあなたが「よくなりたい」と
プラスのアファメーションをしているつもりでも
無意識くんは本当は「今はよくはない」という
その感覚をより増幅させて固定化していきます。


自らの手で「疑念の根っこ」が
スクスクと育つように
間違った濃度の濃い栄養素をドクドクと
自分自身に与えていることになるのです。


そう!中途半端な気持ちで
アファメーションを扱うのは
自ら自爆のスィッチのボタンを
押しているのと同じで
慎重な取扱いが必要です。


私は自分で体と心を壊して
それを治すために
あれこれ試行錯誤するまで
誰1人としてこう言う詳しいことを
教えてくれた人はいませんでした。


私の治療をしていた3人の心療内科のお医者さんや
心理学のカウンセラーの方にも
ワラをも掴む気持ちで相談したりしましたが
彼らの言葉を聞いても絶対に
治らない!むしろ害があると
直感的に感じました。


3件受診した心療内科のお医者さんはみんな
私のなぜそう言う状況になったのか?
と言う根本的な原因の話は深掘りせず、


診察のほとんどの時間は、
私にどの薬を処方するかをパソコンの画面を見ながら
無表情な顔でずっとカタカタと作業していました。


数ヶ月は通ったのかも
知れませんが、
このままでは治ることは決してないなと感じ
通院することとうつ病のお薬を飲むことを辞めました。


これらの経験から
いくら理屈や理論や薬があっても、
私自身の感情が実際に扱えないと
全く意味がないと学びました。


この闘病記の話をすれば本当に
長くなってしまうので
大事なポイントだけ端的に言うと、


ワクワクしたいと願う気持ちの
裏側に潜むネガティヴな感情を
丁寧に扱ってあげると言うのが
ワクワク出来ない状態から脱出する
重要なポイント。


※注意 特に当時の私のような状態の方は
ワクワクなんてできないと思うので
徹底的に休養を取る時間が必要だと思います


ワクワクの気持ちと
それができなかったらどうしようと言う
恐れの気持ちは2つでワンセット。


願望と恐れは表裏一体。


もしあなたの願望が強ければ強いほど、
それが叶わなかったらどうしようという
心理的な抵抗も大きくなる。


どちらか片方の感情だけが自分の感情ではなく
ポジティブな感情だけ正義ではなく、
自分の感じるどんなネガティヴな感情も
自分の大切な感情と思いっきりハグをして
抱きしめてあげて欲しいです。


そうすることが
自分の中での「許し」や「癒し」に
繋がります。


願望を達成したいと言う「足し算」だけでなく、
ネガティヴな感情を処理すると言う「引き算」の
その両方が大切だと言うこと。


私自身も
一見「人生最悪」と思っていた出来事のおかげで
自分の大切な感情を扱える数々の知識やツールを
手に入れることが出来ました。


「人間万事塞翁が馬」とは
よく言ったものです。


今では毎日朝起きてキッチリと
自分の感情のお掃除を行います。


(もう10年間も続く最強のルーティンのひとつです)


もちろん人間なので今でも
さまざまな感情が湧いて出てきますが
その扱い方が以前よりも
ずいぶん楽になりました。


以前はネガティヴな感情に
蓋をしていた私ですが、


今では普通の人よりも何十倍と言う
濃度で自分のネガティヴな感情と向き合い、
それも自分の大切な感情と味わい認めて
あげることが出来ます!


これをすることで
今まで無駄に使っていた意識の「浪費エネルギー」を
「創造エネルギー」へと変換することができます。


むしろこの10年間は
「ネガティヴな感情は進化のチャンス」
と言う感じで自分の負の感情と向き合うのが
むしろ大きな喜びを感じてしまうと言う
ちょっと変わった「趣味」を持っています。


これを繰り返すことで
確実に自分の感覚がどんどん
進化しているのを感じます。


一度、意識のクリアイングを行うと、
不思議と前と同じ感覚で悩むことができなくなります。


悩みを作り出していた信念、思い込み、色眼鏡が
消滅したからです。


自分の意識を統合することで
よりニュートラルな観点で
物事を感じることができます。


病気になる前はいつも忙しく、
頭の中はその日のタスクをこなすことに精一杯で
道端に咲いているキレイな花に
気付く余裕すらありませんでした。


時は流れて


今は散歩しながら空や草木の
生き生きとしたエネルギーを感じ、
感動的な夕陽をただ見ているだけで
喜びを感じることができるようになりました。


同じ人間なのに全く別人の感覚です。


これが「恐れのOS」で生きることから
「愛のOS」で生きることへのシフトの結果だと思います。

ちょっと長くなりましたが、
今日の投稿が昔の私のような悩みを持つ
誰か1人にでもお役に立てれば嬉しいです。


記事を読んでみて
少しでも感じるものがあれば
「スキ」や「フォロー」して頂ければ
嬉しいです。


そして、あなたの「愛のエネルギー」が
より循環し始めることを心より応援しております。


本日も最後まで読んで頂き
本当にありがとうございました!!!


意識の探求者 Maika

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