食欲の秋...何を、誰と、どんな場所で食べると...どんなことが起こりますか?
(写真は熱海で見かけた干物づくり:2017年6月撮影)
最近、会食をする機会が
めっきりと減った方という方、
多いのではないでしょうか?
食欲の秋
自宅で家族とのんびり食べるのも
それはそれで楽しいのです。
でも遠出して
旬の地のものを頂くのは
また格別の体験です。
ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健(たかざわたけし)です。
この記事を読んでくださっているあなたが、「最高の自分」に向かって成長するお役に立ちたいと願いながら書いています。
食べるという行為の意味
それほど多くの国を
訪問しているわけではありませんが、
数えてみるとリーダーシップ研修や
コーチ養成をさせて頂いた国が
20カ国になっていました。
会場としてある国に集まるのではなく
それぞれの国で現地の方々と4〜5日間、
研修時間以外もできるだけご一緒させて頂きます。
ですので、
研修期間中は食事も一緒です。
20カ国はアジアが圧倒的に多いのですが、
どの国に出かけても、
食事の時間は特別な雰囲気です。
食材
調理法
食事の時間
食べる分量
それぞれの文化によって異なります。
でも、共通しているのは、
食事は社会活動だ
とうことです。
生命維持のために栄養を
体内に取り込む行為でもありますが、
どの国にいっても
食卓を囲む仲間の社会活動だなぁと
つくづく思うのです。
これ食べられますか?
この社会活動で、
通過儀礼を通らされることが度々あります。
「たけしさん、これ食べられますか?」
「これは何でしょう?」と聞くと
大抵の場合は、「食べたら教えます」という感じです。
これを読んでいるあなたは何を思い浮かべるでしょう。
外国人が日本にやってきて、
いわゆる観光客としてではなく、
私たちの生活に興味を持つ人だとすると
こんなことをしませんか?
「納豆」を出すのです。
「これ食べられますか?」と聞きます。
「これは何ですか?」と聞かれると
あなたは、「食べたら教えます」って
ニコリと笑顔で答えます。
飲み物の場合もありますよね。
例えば、
フィリピンだったら「バロット」
(孵化しかけのアヒルのゆで卵)
インドネシアの「コピ・ルアルク」
(ジャコウネコの糞から取ったコーヒー豆で入れたコーヒー)
カンボジアの「タランチュラ」
(毒蜘蛛の素揚げ)
タイの「カイモッデーン」
(蟻のたまごスープ)
などなど。
一緒に食事をすることの益
いわゆる「珍味」を食べると
現地の方は皆、喜びます。
私は何でもおいしく
食べることができるので
助かっています。
(よい子の皆さんはマネしないで良いと思います。)
不思議ですが、
一緒に食事をすると「同じ釜の飯を食う」
といわれるように皆が和み
仲良くなります。
研修への参加度も深まります。
「よそ者」の私も、
食を通して仲間入りさせてもらえます。
食は社会活動なのです。
一人で食事をすることを「孤食」。
家族や仲間と一緒に食べることを「共食」。
文部科学省の調査によれば、
「孤食」する子どもの生活習慣には乱れがあり
健康にまでその差が現れるようです。
また、「共食」が多い子どもは、
「孤食」が多い子どもに比べて、
将来について明るい見通しを持っている
というデータもあるようです。
様々な理由により、
「孤食」を余儀なくされることが
あろうかと思います。
食欲の秋、楽しく家族や仲間と
一緒に食事を楽しんで頂きたいと思います。
ここまで読んでくださったありがとうございます。
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