火曜日しばらく雑記帳・2023 CW52
ついこの間まで12月とは信じられないような暖かい日があったりしたが、急に冷え込んできた。先週の土曜日や日曜日の朝はかなり寒くなった。そして、2023年も今週でお終いだ。なんと速いことだろうか。
30年以上前のことだが、入社したばかりのころに、先輩社員から「30代は20代の2倍、40代は30代の2倍、50代は40代の2倍のスピードで時間が流れるから気をつけろ」と言われたことは度々思い出す。実感している人も多いことだろう。
■先々週、牛肉の薄切りでグーラッシュ風ハヤシを作った。先週は、シチュー用の牛肉の角切りがあったので、これを使ってグーラッシュ。
ハンガリーやチェコからドイツに分布するパプリカで煮込む肉料理だが、イメージどおりにできた。ジャガイモのダンプリングは、茹でたジャガイモをつぶして小麦粉と混ぜて捏ねてまるめて茹でて作るチェコのクネドリキ。これを崩してグーラッシュに浸しながら食べるのがいい。
そして、オーストリア・ドイツでの定番、シュニッチェル。ヴィール(仔牛の肉)で作るのが本格派だと思うが、オージービーフのサーロインのステーキ用があったので、包丁で叩いて延ばしてパン粉をつけて揚げれば、よし。
今年は、ピラフというかプロフというかリゾットというか炊き込みご飯というか、そんなものをよく作った。簡単だし美味しい。先週も地中海風鶏飯とでも名付けるべき一品を作った。鶏と舞茸にタマネギをオリーブオイルで炒めて、お米を投入して軽く火をとおして水を適量入れて炊けばいい。
色が赤っぽいのはトルコ産のパプリカのペーストを1さじ加えたから。シシリー産のオリーブも入れて、なかなか美味くできた。
そういえば、先週もカリーを作った。カジキの切り身のいいのが手頃な値段で売っていたので購入してあった。魚のカリーというと南インドのイメージだ。ベンガル湾かアラビア海で採れた新鮮な魚を使ったカリーのイメージ、なので普段はココナツミルクで煮る。
今回は、アーモンドミルクで煮てみた。
食べている間はアーモンドミルクならではの感じはなくクセはまったくない。よくも悪くも私の味だ。
しかし、食べた後に、口の中もすっきりで、驚くほどお腹が軽い。これはなかなかいける。
カレーが好きな友人から勧められていて、なかなか踏み出せずにいたが、使ってみて納得、これから私のカリーは度々アーモンドミルクを使おうと思っている。
ところで、冬至には餃子を食べる。
冬はもちろん、湯気のあがる水餃子がやはり美味しい。水餃子の皮は粉を捏ねて自作するほうがもちっとしていい。餡はひき肉にキャベツとほうれん草、にんにくにショウガ、醤油と創味シャンタン、ごま油を少し、よく混ぜ合わせる。
酸菜を使うほうが本格的な気がするが、キャベツとほうれん草だったのはたまたま使いさしが冷蔵庫にあったからだ。まぁこだわらずきばらずにあるもので楽に作るのが家で楽しむにはよい。
蒸気の上がるセイロもいい。
中村屋の肉まんを頂いたので、おやつに食べた。電子レンジで一発温めればいいように工夫されてパッケージされているが、蒸し器で蒸したほうが断然美味しい。
昼食は、相変わらず変わり映えしない。今月は2回しか川崎のラボ/オフィスへ顔を出さなかった。
■先週にひっかかった音楽を少し。
1.エリサ (Elisa) のシングル "Ancore Qui"。「Elissa がこんな西洋ポップスをリリース したか!」と驚いたが、レバノンのアラブ歌謡の歌姫のElissaではなく、イタリアのポピュラー歌手 Elisa だった。
アルバム "Intimate - Recordings at Abbey Road Studio" からのシングルで、なかなか落ち着いた雰囲気で楽しめる。
2.イラク出身のノヴァ・エマド。2017年にデビュー、まだアルバムは1枚だという、まだ若手の女性ボーカルだ。
3.これからフラメンコがブームになるかもしれない、という予感がしている。フラメンコをうまく融合したポップスもあれば、ポップスやジャズをうまく融合したフラメンコ、そしてそれらを経て純正なフラメンコの新しい潮流も感じる。専門家でなく、たまたま流れてくるのを聴いているだけなのだが。
YouTube のおすすめで上がって来たのがベーシストのJuanfe Pérezのカルテット。ライブで "Prohibido el Toque" が、新しい感覚で、しかも、なかなか情熱的な演奏でいい感じだ。
去年リリースのアルバムの一曲だ。これからいろいろ聴こうと思っている楽しみだ。
4.バジ・アサドのライブで "Waves"が流れて来た。
バジ・アサドはいい。風にのって楽しく浮遊するような声と歌。この人はギターも超一流だ。しかし技や力とは無縁であくまで自然でしなやかだ。
ところでこの動画で使っているギターは YAMAHAのサイレントギターのようなスタイルだが、ヘッドの無いスタインバーガーのようでもある。ちょっとネットで検索したところでは該当するモデルは出てこなかった。
Wavesは新曲ではなく、1998年のアルバム "Chameleon" に収録されている。この "Chameleon" の楽曲はどれも声が楽器のように使われていていわゆる「歌」ではないかもしれないが、風と大地を感じる粒よりの曲が揃っていて好きな一枚だ。
5.スペインのアルバ・アルメンゴウ。ふと YouTube でRamon Maciàのピアノあるいはギターとデュエットで素晴らしい演奏が何曲か公開されていた。"Honeysuckle Rose" と "A Rita" を貼っておこう。動画タイトルから、前者は Fats Waller の曲、後者は Chico Buarque の曲のようだ。
やはり、アルバ・アルメンゴウはいい。ますます惚れた。
■ jogging は12月23日の土曜日は予定が入っていたので、24日の日曜日の午前中にした。暗い曇り空の午前中に、新横浜から鴨居の往復のコースを13.8km 走ったのだが、気温は 5 ℃くらい、寒々とした空に、イマイチしんどい気もして、朝に起きたときは、今日は10kmくらい、いやもっと短くてもいいかな、と思っていた。しかし、走り始めたら案外と楽で、負けず嫌いもあって、結局いつもどおりなった。これで今年のゴールまであと14.1km。
そして、本日、12月29日に京都で15.2km走って、今年のゴールに到達した。今年の実績は、先々週の着地の予想にほぼピッタリの641.1kmとなった。
今年はけっこう仕事のプレッシャーが強く、タフな一年だったが、ただ1年病気も怪我もせず、健康に過ごすことはできた。毎年毎年そうではあるが、来年も同じように行きたいものだと思っている。
■今年もいろいろなことがあったが、みなさんの note 記事を楽しく読ませていただいた。毎日投稿を続けている人もいれば、定期的に同じペースの人もいれば不定期で投稿する人もいる。みなさんからの発信、瑞々しい感性と表現に感心しながら読んでいる。驚きの世界一周をしている方もいれば、自転車で南米からニュージーランド、そしてヨルダンからアラビア半島を南下してさらに横断してしまう、そんな人もいる。若いのにしっかりした考え方をしている人もいるし、うまくいかない中、もがいて頑張っている方もいる。私には想像もつかないような体験をされて、回復してきている人もいる。
U 理論について以前に書いたことがある 。そのままコピペしておこう。
皆、どこかの章にいるはずだ。そして、最終章に達したとしても、また新たな物語が始まる。
■私はあまりコメントをしないほうだが、「スキ」をつけるときは、全部読んでありがとうの気持ちでつけている。読まずにつけていることはない。また、つけない時は単にタイミングの関係で読めなかった場合だ。
みなさん、ありがとう。来年もよろしく。
■関連 note 記事
今月の雑記帳は番外編も書いた。
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