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火曜日しばらく雑記帳・2024 CW45
2000年より前だっただろうか、会社の研修に行くのは楽しみだった。パナソニックは社員の研修プログラムが充実していて、泥臭いモノづくりのアレコレから最先端の技術やマネジメントまで、幅広い分野で社内外のエキスパートを講師に独自の研修が用意されていた。社員は年にいくつか、もちろん部門の承認は必要だが、部の予算で受講することが可能だった。枚方の社員研修所は設備が充実していて、ことに社員食堂の充実ぶりは素晴らしくそれを楽しみに研修を受講している人も多かったのではないか、と思う。
今はオンラインの研修がメインになっているのではないだろうか。パナソニックはもう退職してから長いのでわからないが、今いるNOKIAのトレーニングは提携している外部業者のメニューも含めて充実している。年間のトータルの受講時間の目安も立てられているので、毎年後半、とくに今頃はなんとか目標を達成しようと時間を見つけては受講するようにしている。オンラインだとこのへんが融通が効いてよい。
この土日は、ML/AI, LLM, そして ChatGPTの prompt engineering について学んだ。言うまでもなくChatGPTは言葉の意味を理解しているわけではないし、単語を文字列として理解しているわけでもない。例として挙げられてたのが、"spell the word "lollipop" backwards." と入力すると、全然異なる回答が返って来るということで講師が実演して見せてくれた。
早速、手元のChatGPTで試してみたら、正しい答えが返って来た。
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この1年間で ChatGPTが学習したようだ。皆が面白がってやることは、かえって学習して鍛えられていく。
日本語で試してみた。
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何度か実行するといろいろなバリエーションの答えが返って来る
日本語ではまだまだ修行が足りないようだ。そこで少しトレーニングしてみた。
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2例程度のトレーニングの成果なのか、たまたま上手く回答しただけなのか、わからないが。
Prompt に example や context を入力することで、より望ましく正確な回答を返してもらえるように工夫できる。逆に言うと、どんな回答が欲しいか、こちらが specific にあらかじめわかっている必要があるということになる。
まぁ、この程度のことはすでに巷に溢れている関連書には初歩の初歩として書いてあることだろう。
これらのトレーニングの最後には、テストがあってそれに合格して初めて終了できる。たとえば12問程度の選択式の設問があって80%以上の正解で初めて終了することができる。ML/AI, LLM, ChatGPTのコースの試験なら間違いないだろうと ChatGPTに問題を投げて解答を教えてもらいながらテストを受けたりしたのだが、これがものの見事に間違いが多くてあきれてしまった。結果、落第してしまい再受験する羽目になった。
とりあえず、今年の目標時間数は1か月前倒しで達成できたので、ほっとしたところだ。
ところで最近、Excel の VBA マクロで簡単なプログラムを作る必要があったのだが、ChatGPTは非常に頼りになった。体感的には以前の5倍速くらいで仕事が終わった。なにしろ、やりたいことを自然言語で入力すれば、コードの例と解説もセットで示してくれる。Excel やVBAマクロのセミナーや講師は商売あがったりだなぁ、と実感した。
ばかと鋏は使いよう、というか、優等生と鋏は使いよう、と言い替えたほうが適切かもしれない。うまく使って仕事の効率を上げたいものである。
■土日は普段にはできない雑用をこなしつつ、それでも少しまとまった時間を確保してトレーニングを受けたり、ビールと読書と音楽と、好きな仕事を好きなだけ、あとは好きなものを食べるだけ。
京都のスーパーで、胡瓜と茄子の漬物を買って新幹線で輸送してきていたので、日曜日の晩はご飯に漬物。
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胡瓜と茄子の糠漬けにご飯
ショウガをすってまぶし醤油をかけて食べると美味い。古漬けというほど漬かってはいなかったが、ほどほど漬かっていて美味しかった。ちょっと塩気が多かったので妻に訊いてみたら、刻んだあとに水にしばらくつけて塩を少し抜いてよく水気を絞ってから供するのが美味しい、という。なるほど、次はそのようにしよう。
土曜日の晩はチキン・カリーだ。
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スパイスは、スターターにマスタードシードとカルダモンシード、メインは自分で挽かずにMDHのチキンカリーマサラ。ニンニク・ショウガにたっぷりの玉ねぎとトマトをじっくり炒める。油でスパイスを熱して香りを引き出して投入、ころあいを見計らって鶏を投入し、アーモンドミルクで煮込む。
バスマティライスは紅くるり大根と炊いて綺麗にほんのり紅色。
会社に顔を出すときは弁当、作り置きはしないので、朝早めに起きてトーストと珈琲の朝食をとりながら調理する。所要時間は35分。なかなか縮めることができない。
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カボチャと鶏の地中海風、小松菜、出汁巻き、うめぼしに二十穀ごはん
いったん川崎のオフィスに顔を出したものの、会議の時間の都合などで昼を会社でとらずに午後いちばんに事務所(新横浜の単身赴任のマンションの一室のことだ、念のため)に戻り、弁当を食べながらPCにかじりついている、そんな日もある。
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牛と小松菜の地中海風、サツマイモ天ぷら、出汁巻き、しば漬けに二十穀ごはん
相変わらず長いものには巻かれっぱなし、面倒なことに巻き込まれがちな私だが、パスタは和風の醤油と出汁の味。
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■先週にひっかかった音楽を少し。
1.西アフリカのコラをひく、フランスのシンガーソングライター、Siân Pottok。新しいシングル "Baby Boo" パーカッションを中心にしてホーンが効果的に入るアレンジがクールでリズミカルな歌声とにマッチしてなかなかお洒落でいい。
今年にリリースされたデビューアルバム "Deep Waters"からのシングルだ。タイトルトラックもいい。
コラの音色は表に出ず、よく聞くとバックにちゃんと聞こえる。隠し味程度の感じで、無機質なデジタルな音とリズムで全体が構成されている。多彩なミュージシャンとの共演も面白い。
マリの女性音楽家Mamani Keita、女性版Manu Chaoと称されるドイツのシンガーNNEKAや、Abou Diarra、Sanseverinoなどとも特別なコラボレーションが実現。
2.キューバ出身のジャズピアニスト、オマール・ソーサの "Angustia with Tumbao"
アルバム "Omar Sosa's 88 Well-Tuned Drums" からの一曲だが、同名のドキュメンタリー映画のサウンドトラックとのことだ。
しっとりとしたピアノ・ソロから、中南米の音とリズム、ビッグバンドとの演奏、アフリカのミュージシャンとの共演、などいろいろな面を魅せてくれ、このアルバムは聴きごたえがある。気に入った一枚だ。
3.スペインのカタルーニャ出身のミュージシャン、シルビア・ペレス・クルスがアルゼンチンのギタリスト、フアン・ファルーとのデュオで "Chacarera de las Piedras" に耳をひかれた。
いや、なかなかこれはいいではないか。白黒のジャケ写も、暖かい友情とそこはかとない悲しさと昔の思い出を感じさせ、よい雰囲気だ。
ギターのフアン・ファルーは初めて聴いたのだが、ディスク・ユニオンのサイトでは「アルゼンチン・フォルクローレを代表する偉大なギタリストで、現在のシーンの長老的存在でもある」と紹介されている。(JUAN FALU / フアン・ファルー商品一覧|LATIN/BRAZIL/WORLD MUSIC|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.net)
アルバム "Lentamente"からのシングルだが、どの曲もよい。じっくり聴いてほしい一枚だ。
4.ロシア出身のピアニストで作曲家、Yelena Eckemoff (エレーナ・エケモフ)の"Village Tavern" が耳にひっかかった。 大好きなパーカッションのトリロク・グルトゥ (Trilok Gurtu) をフォローしているので出会ったのだが、懐かしいメロディを新しいアレンジで楽しめる。
エレーナ・エケモフのofficial web siteはこちら。
5.お、骨太のジャズ・ギターが聴こえてきたと思ったら、やっぱりエミリー・レムラーだった。1984年のライブだ。
女流のジャズ・ギタリストの草分けで、ウェス・モンゴメリーを思わせる正統派の太い音と達者なフレージングがいい。1990年に若くして亡くなったのだが、いまだに人気がある。
6.土岐麻子の声が聴こえてきた。"Lonely Ghost"。
12月18日に同名のタイトルのアルバムがリリースされるそうだ。
そういえば、今年はベスト盤 "Peppermint Time ~ 20th Anniversary Best ~"がリリースされたのだった。
私は特に「BOY フロム世田谷」が好きで一時よく聴いた。
7.先週、スガシカオの新しいアルバム "Acoustic Soul" を紹介したが、facebookのオフィシャルにちょっといい投稿があったので、貼っておこう。
■ 先週の土曜日は、午前中早いうちに新横浜から鴨居の往復のいつものコース 13.8km を走ってきた。急に気温がぐっと下がってきて。15℃弱。走りやすい気温で、素晴らしい天気の秋の空気を楽しんできた。
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最近、セイタカアワダチソウよりもススキが目立つような気がする。セイタカアワダチソウは北米から侵略してきた外来種で、一時期そこら中がセイタカアワダチソウのような風景になっていたが、どうやらススキと互いに生存を競ってきて、最近はススキが優勢になってきたようだ。実は、セイタカアワダチソウに耐性を獲得したススキは逆のルートで北米に入り、彼の地で侵略的外来種として猛威をふるっているという噂である。
世のなかの展開は単純に理解できないものだ。
中東情勢はどうなるだろう。憎しみの連鎖を断ち切り、早く紛争が解決することを願っている。