久々の投稿。 小説みたいな投稿ばかりだったので コラム的な雑談というか 思うところを書いてみる。 一杯のラーメン、 と、お題を上げましたが オススメのラーメン屋さんの話では ございません。 音楽活動でも 人付き合いでも 私が大切にしている事は 「同じ目線で会話をする」という事。 分かりやすく例えるなら、 『リーダーには なったとしても ボスにはならない』 私の中で ボスってのは 極端な例で言うと 高台から見下ろして 人に指示をしていく いわゆる昔の王様だったり 独
雨が降る。 叩きつける雨の音を感じながら 曇った窓ガラスを手のひらでそっと拭い 真っ暗な夜を眺めていた。 今朝方から降り続いた雨は まだ止む気配はない。 冷えた窓ガラスに、ゆっくりと唇を這わせ 火照った身体を少しだけ大人しくさせる。 それでも、 くべられた炎は収まりを見せず 私の心根の奥底から 身体を燃やし焦がしていく。 雨が降る。 消せないあなたの存在が 私をどんどん狂わせていく。 苦しい、苦しい。 こんなにも愛が私を苦しめるなんて。 なんの矛盾もない愛情に
11月。 夏の喧騒とは裏腹に その役目を終えた浜辺は人気もなく とても穏やかで、 寄せる波音が心地よく身体に沁みていく。 貴方が好きだった、この浜辺に 幾度となく私は1人で訪れた。 吹き上げる潮風が冷たく肌を刺す。 ハマヒルガオの葉がたなびく浜辺に腰を下ろし 沖に浮かぶ烏帽子岩をぼんやりと眺めながら 貴方との時間を、巻き戻していた。 最初のデートが、 この場所だったこと お気に入りのカフェの珈琲は 少し酸味の強いものが好きだったこと いつも、くたびれた おんなじト