一杯のラーメン🍜

久々の投稿。

小説みたいな投稿ばかりだったので
コラム的な雑談というか
思うところを書いてみる。


一杯のラーメン、
と、お題を上げましたが
オススメのラーメン屋さんの話では
ございません。

音楽活動でも
人付き合いでも
私が大切にしている事は
「同じ目線で会話をする」という事。

分かりやすく例えるなら、


『リーダーには
なったとしても
ボスにはならない』


私の中で
ボスってのは
極端な例で言うと
高台から見下ろして
人に指示をしていく
いわゆる昔の王様だったり
独裁的な主君みたいな位置づけで
自分の周りにイエスマンを固めて
異論反論は受けつけず
押さえつけるイメージ。

かたや、リーダーってのは
人に指示やアドバイスをするが
口だけ出して高みの見物ではなく
リーダー本人も皆と一緒に行動をして
物事を動かしていく。

世の中には適材適所があり
社会においてのポジション争いや
イニシアチブのバランスを
日々、他人と折衝を重ねて
自分の居場所を探していく。

ボスが必要か不要かの議論はさておき、
もし任されるのであれば
私自身が貫きたいのは
どんな立ち位置にあっても
リーダーでありたいのだ。

それは今の私の根幹であり
人との関わりの中でも
最も重要視している部分だ。


家族、友人、職場、音楽etc……
どのシチュエーションであっても
私は常に同じ目線を意識している。

気心知れた
くされ縁のような友人であれば
自然と目線は同じになろう。
それはとても素晴らしい事だが
長い年月を経て
関係性を築いて来たからこそ
成立していたりする。

逆に、
関係が希薄で
まだ日が浅い人間関係は
イニシアチブを取りたがる。


もっと言えば
マウントを執拗に取りたがる輩は
実に多い。

それはきっと
その当人にとっては
気持ちの良いやり方で
異論反論が出ない(出させない)のだから
承認欲求も満たされる事だろう。

でも、それは
裏を返せば、寂しい人間だ。

エベレストよりも高いプライドを着飾って
自分の自信の無さ、弱さをひた隠し
怒りと言葉の暴力を用いて
完璧主義をモットーとした
化石のような古いアイデンティティで
他人との比較に固執する。

それでもそういう人についていけば、

「何も考えなくても
決めてくれるから楽でいいや」

という思考でいられるのと
自分を晒さなくて済むという
安心感はあるのだろう。

ただ、それは奴隷と同じだ。

人はそれぞれ
自分の考え方、自分の想い、生きてきた証が
誰しも、必ずある。

ただそれを表現することを
奪われる環境が多く
いつの間にか
声をあげることをやめてしまう。

私自身もそういう声をあげられない環境に
置かれ続けた時期があったし
実際、どのタイミングでも
そういう屈折したボス体質の人間は現れる。

でも、それは間違っている。

自分の気持ち臆することなく
発信出来る環境


そして個々のパフォーマンスを
存分に発揮できるゆとり

そういう場を
私はとても大切にしているし
そういう人間関係で在りたいと
いつも思っている。

現在進行形のバンド
『DONGURI 』

このバンドは例えるなら
『一杯のラーメン』を
皆で生み出す過程を楽しむ
理想形な音楽ユニットだ。


発起人兼名付け親のせんちゃんこと
千崎さんの声がけで始まった。

メインボーカル、ピアノのEri 

サポートメンバーの
ベースのKei
ドラムのNao

そしてボーカル、ギターの私。

私とEriが作詞作曲を担当して
それぞれのオリジナルと合作の曲を
持ち寄った。

もともと、それぞれに顔見知りで
今回初めてこの4人で音合わせをして
先日、サカガミのイベントで初LIVE。


練習段階から、私は確信していた。

誰しもが忖度なくアイディアを出し
誰しもが互いの魅力を引き出すべく
楽しそうに音を紡ぐ。

そこには、上も下もない
経験や価値観を押しつけたりもしない
ただただ、音を楽しむ4人がいた。

そしてLIVEでは
4人の音が絶妙に絡み合い
メインボーカルのEriの歌声が
会場にいるオーディエンスを魅了し
えもいわれぬ心地よさを醸し出していた。

これだ。

これなんだ。


私が1人で
一杯のラーメン(音楽)を完成させて
「とにかくこれが最高だから
とやかく言わずに黙って
俺が考えた音を弾いてくれればいいから」
と、やってもバンドは成立するだろう。

でも、

一杯のどんぶりの中の世界を
4人で1から考えて作り上げた
ラーメン(音楽)は、
お金には変えられない
とても貴重なプロセスだった。

4人のベクトルが同じだとは言わないが
少なくとも、次のステップを踏み出す
準備と覚悟は共有していると思う。


2022.11.6(SUN)
GRAPES  KITASANDO 
『DONGURI』
20:05頃〜出演予定


願わくば、
会場で「生」で私達の音を
感じて下さい。

会場チケットはこちらから↓
https://t.co/zWelNiMIXY

オンラインチケットはこちらから↓
https://t.co/jZIDwFY7Xf https://t.co/kVVuhJAVkR









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