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週末は木立の中へ引っ越し 11 薪作り道具一覧

薪作りの道具一覧

本当だったら冬の間にやらないとね、薪作り!

田舎暮らしだからと言って、必須アイテムではない「薪」
憧れの薪ストーブを入れても、主暖房にしなければさほど必須アイテムではない「薪」
買うのもアリだと思います。その方が遥かにラク出来ます!
でもね、薪作りをやってみるのも面白いかも!です。
特に、

パッカ〜〜ン❗️

と割れた時には、スカッとしますね〜

ではそんなこんなで薪作りの道具を紹介したいと思います!

薪道具0一覧

これが薪作り道具の一覧です。ごちゃごちゃと色々あって見たことの無いようなものもあるかと思います。なんで古タイヤがあるんだ?ま、それはこのあとで....。


薪 薪割り後修正版

こんな「薪」になるまでには、当然木を切り倒し、原木を転がして来ないとね。本当なら伐採からやりたい、がそれはなかなか出来ません。で、原木を頂く機会がありましたのでそこからやっていきます。

鳶口

薪道具1鳶口

これは「鳶口」といいます。
どんなふうに使うかというと、原木丸太を動かす時に写真のように引っ掛けて引っ張って動かします。原木は大変重く、素手ではまず動かせません。ロープを引っ掛ければ、と思うかもしれませんがそう易々とは引っ掛けられませんね。これだったら、ちょっと引っ掛けて、引っ張れば転がして動かすことができます。昔の山仕事には必須だったんだろうと思います。今は機械でやってしまうのでなかなか手に入りません。ネットで検索してみたら「消防用」のなら販売しているようです。でも、ネット販売でしかも「消防用」なんて誰が買うんでしょうかねぇ....。
私は骨董品屋さんにお願いしておいて古道具として入手できました。

ティンバージャック

薪道具2ティンバージャック

これは「ティンバージャック」と言います。
丸太を持ち上げチェーンソーで切り落とす時に使います。
チェーンソーで丸太を切る時に、丸太を持ち上げていないとチェーンソーの歯が地面に食い込んでしまい、歯が傷みますし第一に大変危険です。
ネットだとこちらの方がよく見るかと思います。

ティンバージャック

チェーンソー

薪道具3チェンソー

で、「チェーンソー」の登場です!
これはバッテリー式のチェーンソーです。(ロゴが逆さまになっていますがそれはまた後ほど)
初めはエンジン式のを使ってました。が、扱いが結構繊細で壊してしまいました。
農業、林業の方でしたら問題ないでしょうが、私のようにたまにしか使わないと、エンジン内部のオイルが落ちてしまっています。そのまま使うとエンジンが焼き付いてしまうのです。そうなると馬力が上がらず途中で止まってしまいます。それを防ぐには、使う前に点火プラグを抜き、そこからエンジンオイルをひとっ垂らししてピストンリングが滑らかに動くように1〜2日ならしておくことが必要です。
それはそれは面倒でしょうがない。で、電動はないかと探しました。当初は電気コード式のものしかありませんでした。野外で使うのには電気コードは邪魔ですし、野外に延長コンセントを設けるのも面倒です。どうしようかと迷っている時に丁度、バッテリー式が出たのでコレにしました。扱いはラクになりましたね!

木材トング

薪道具4トング

チェンソーで切り落としたものを「玉切り」と言います。これも切り落としたのにまだまだ重いです。なのでこの「木材トング」があると安全にラクに運ぶことができ、腰を痛めることがありません。
これはチェンソーを扱っている専門店でなら見ることができると思います。

薪割り台

薪道具5薪割り台

でこれが「薪割り台」です。まぁ、言われんでも見りゃわかるがな、というところでしょうねぇ。意外と手に入れにくいものです。どっかの店頭で売っている、というのは聞いたことがありません。ネットで薪販売をされている業者さんのホームページに載っています。ネットで直接売っているものは丈が短く、ちょっと割りづらいかなと思います。薪台が高ければ斧を振り下ろす距離が短く、斧のコントロールしやすく割りやすいです。

なんで古タイヤが載ってるんだ?とお思いでしょう。
玉切りを斧で、

パッカ〜〜ン!!

と割ると四方八方に飛び散ります。
集めるの面倒ですよね、
二つに割っただけでは大きいので四つ割にしたい、
拾いに行くの面倒ですよね、

これは林業を営む薪屋さんから教えていただいたものです。
薪台に古タイヤを木ネジで止めてやる。
で、そのなかに玉切りを入れて、

パッカ〜〜ン!

飛び散らず、古タイヤ内にとどまっていて、近くに人がいても危なくない。
座りの悪い玉切りや二つ割にしたものでも古タイヤにもたれかけておけば
簡単に割ることができます。
便利ですよ!是非是非オススメでっす〜!

薪道具6斧 グレンシュフォッシュ

薪道具7斧 ヴィボキルヘス

もうこれは見ればわかりますよね!「斧」です。
最初のはいわゆる定番の斧です。打ち損じた時に柄を傷めないように鉄板が巻いてある製品です。グレンシュフォシュ製です。日本人に丁度良いサイズがありこれにしました。ヘッドが重ければ重いほど柄が長ければ長いほど破砕力が強くなりますが、腕力や体力がないとオーバースペックとなり使いこなせません。

2本目のものは、製品名、ヴィポキルヴェス、といいます。
ヘッドが軽く女性でも扱えます。ちょっと変わっていて、刃が柄の中心からずれているところにあります。なので、振り下ろして木に当たると右方向に回転します。で、てこの原理で木を引き剥がすような作用が働き木が割れます。
節の少ない木などは面白いように簡単に割れていきます。感覚としては普通の斧のように二つ割、四つ割、としていくのではなく、外側から木を引き剥がしていく感じです。フィンランドの人が考案した新しい斧です。

逆転の発想!座って薪割りが出来る!

薪道具8キンドリングクラッカー1

薪道具9キンドリングクラッカー2

座って薪割りが出来る優れものです。
キンドリングクラッカー、と言います。
この鉄枠に入る玉切りならなんでもオッケーです!
ご覧の通り、斧の刃が固定されていて、その上に玉切りを置き、ハンマーを振り下ろします。すると刃が玉切りに食い込んでいき、パカっと割れてくれます。腰掛けて薪割りができます。焚き付け用の細割もこれならわざわざハンドアックスや細割用鉈を使わずともこれ一つでできちゃいます。
節が多く斧では割りづらいものでも、これならじわりじわりと割れていきます。
鉄枠のより大きいものや、刃が十字になっているものもあります。
ニュージーランドの13歳の少女が母親の大変な薪割り、焚き付け材作りをなんとかしたいと考案したものだそうです。

チェーンソーの目立て

薪道具10チェンソー目立て

チェーンソーは使う毎に、使い終わった後に刃を研いでやらないと切れなくなってしまいます。それがこの目立て用シャープナー(ヤスリ)です。
丸い棒状のもので慣れた人はその一本で研いでしまいます。
私にはとてもできない芸当なので上記のようなガイドのついたものを使います。
包丁のような刃物であるならば、砥石に押し当てて、シャーコ、シャーコ、と出来ますがチェーンソーの刃はちょっと厄介です。

薪道具11チェンソー刃

銀色に輝いているものが3つ見えるかと思います。これが一つ一つの刃です。上にヤスリを押し当てるのではなく、銀色に輝く下部に溝みたいなものがありそこに丸いヤスリを45度の角度で押し当てて研ぎます。
よく見ると真ん中の刃が両端のものと向きが違っているのがわかるかと思います。
両端と研ぐ方向が違うのです。
チェーンソー、というぐらいですから、この刃が一周付いています。それを一つづつ研いでいきます。
切り終えた後、一息入れている時にまめに手入れをしてやる的な感覚でやるのが一番負担に感じないやり方でしょうか。
自動シャープナーもありますが、道具ばっかり増えていくので私は躊躇しています。

そうそう、チェーンソーのロゴが逆になっている!件ですが、

薪道具3チェンソー

これはガイドバー、というものでソーチェーンがこれに沿って回転します。回転は上から下へと回転方向は決まっています。
なので、ガイドバーのへたり具合も上から下にと一定方向です。そのためある一定期間を過ぎたら頃合いを見計らって、ガイドバーを上下逆転してやります。
こうすると均等にへたっていくので長持ちします。それでロゴが逆になってしまったというわけです。

これで一通り薪作りの説明が終わりました。長かったですね。いつもの倍以上の長さでした。

薪作りだけでもこんなに道具がいるものなんです。もう、物置小屋がないとやっていけません。思い切って「納屋」が欲しいぐらいです。
田舎暮らしは道具が必要です。ちょっと気を許すとあっという間に「道具」が増えていきますよ。ま、それを楽しめる気があったほうがいいですね😊

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