公務員の読書記録

noteなんて慣れないことしてます。4月から公務員です。

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最近の記事

『世界一楽しい決算書の読み方』

決算書は投資家や株主などの ステークホルダー(利害関係者)のために開示されている 決算書は、一般的に①貸借対照表(B/S)、②損益計算書(P/L)、③キャッシュ・フロー計算書(C/S)のほか、④株主資本等変動計算書(S/S)の4つからなる。中でも①~③は「財務三表」と呼ばれ重要なものである 貸借対照表(B/S)について ①貸借対照表は、「財産の状況がわかる」、 ②項目によって、左右にグループを分ける  B/Sでは、左側(借方)に資産をまとめ、右側(貸方)には負債と純資産

    • 『人は話し方が9割』

       人とコミュニケーションを取るうえで理解しておくべき三大原則がある。 まず一つ目は「人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である」  集合写真を見るとき、まず最初に見る人物は誰か。それは自分自身である。自分がきれいに写っていれば他の人が多少事故っていても否応なしにSNSに投稿する女子が良い例であろう。  二つ目は「本来、誰もが自分のことを理解してほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している」  三つ目は「人は自分のことをわかってくれる人を好きに

      • 『天才を殺す凡人』

         この本を読んだ経緯は南祐貴さんという様々な面で参考にしている人がいるのだが、その人がおすすめをしていた本であったので手にとった一冊である。この本の分類によると私は秀才よりの凡人であるように感じた。理由は今までの人生を思い返すと、「共感性」を軸に人を評価し、個人の好き嫌いを判断していた。これがまさに凡人の特徴であり、天才を殺す要因であると本の中では記されていた。  この世界では天才と凡人と秀才でできている。各々の特徴として、天才は独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかな

        • 読書感想

           チェーホフの短編集『かわいい女・犬を連れた奥さん』から『往診中の出来事』という短編を読んだ。いわゆるロシア文学と言われるもので、これまで生きてきた中で全く触れたことのない文学であり、どのような特徴があるのかでさえも定かでないものであった。以下は作品の感想とする。  『往診中の出来事』は、田舎へ往診に行く医師のコロリョフの視点から物語が展開する。患者は工場の経営者の娘であり、診察をしても特に異常は見当たらなかった。娘の母親は娘が苦しんでいる原因がわからず、ひどく絶望している

          『アウトプット大全』

          この本は自分が本の内容のアウトプットを始める契機となった本である。アウトプットという言葉自体は知っていた。しかし、アウトプットを意識して行うこともなく、インスタグラムやTwitterで頼んでもいない映画論評や読書感想をしている人を小馬鹿にしていたが、この本を読んで考えを改めた。  この本でのアウトプットとは、「話す、書く、行動する」ことを指す。アウトプットをすることで、知識が定着し自己成長につながる。例えば、月に本を10冊読み1冊もアウトプットをしない人と、月に本を3冊読み

          『アウトプット大全』

          『公務員のマーケティング力』

           公務員としてなにか必要なスキルはないだろうかと考えながら、たまたま手にとった一冊。著者は福岡県の糸島市職員である。差別化できる力を得るために、マーケティング、財務、組織など世界のビジネス現場で、偉人たちが生み出した経営手腕や、企業の成功・失敗事例をもとにした実践演習を通じて、MBA(経営修士)を取得。2016年には地方創生☆政策アイデアコンテストで地方創生担当大臣賞を受賞している人物である。  内容は著者の職場である糸島市役所を例に挙げ、マーケティングや経営学を軸に実践的

          『公務員のマーケティング力』

          『戦う民意』

          「戦う民意」は2018年に亡くなった元沖縄県知事である翁長雄志の著書である。  翁長氏は2014年、沖縄の総意とされる「辺野古移設反対」を掲げて、保守派、改革派の垣根を越えたオール沖縄で沖縄県知事に立候補。前職の仲井眞氏を10万票の大差で破り県知事に就任した。この本では、「辺野古移設反対」まで至った経緯や、政府との対立、メディアでは公表されなかった出来事などについて翁長氏本人によって語られている。 まずは、普天間基地移設問題について簡単に整理する。 ーーーーーーーーーー

          『2020年6月30日にまたここで会おう』

          エンジェル投資家、瀧本哲史さんが東大で行った二時間の講義をまとめたもの。瀧本さんは自身の経験やジョージ・ソロスの事例から、一人のすごいカリスマを生み出し世界を変える「カリスマモデル」よりも、優秀な若者たちに武器を配る「武器モデル」が世の中を変えられると感じた。 瀧本さんが言う武器とは、「生きていく上での教養」である。教養の役割は他の見方、考え方があることを示すことであり、この残酷な資本主義社会を生きていく上で武器となる教養を得ることが大切であると語っている。 ブッダが死ぬ

          『2020年6月30日にまたここで会おう』