見出し画像

「こころ」が軽くなる本 おすすめの本の紹介

こころの処方箋 河合隼雄 著

この本は

悩み事や不安など少し気持ちが苦しい。

根性論の話は聞きたくない。

スピリチュアルも良いけれど、人間の心理について学問として深く理解された方の本を読みたい。

心理学に興味がある。

心のことで新しい発見をしたい。

そんな方におすすめしたい一冊です。


河合隼雄先生(1928-2007)はユング派心理学の第一人者として大変有名な先生です。

臨床心理士としてカウンセリングの経験も豊富で多くの著作があります。

この本には河合先生の人間の心の本質をついた55個の言葉が解説とともに紹介されています。

1990年代と少し古いかもしれませんが、本質をついた言葉は時代が変われど今も大切な言葉だと感じます。


「人の心などわかるはずがない」

「ふたつよいことさてないものよ」(ふたつ良いことが全く起こらないと言っていないところがポイントです。)

「理解のある」親をもつ子はたまらない

「灯台に近づきすぎると難破する」

「生まれ変わるためには死ななければならない」

など多くの教えが書かれており1つ1つの言葉は解説含めて4ページと非常に読みやすい構成です。

中には一見すると厳しく思える言葉もありますが、読んでみるとなるほどと新しい発見があります。

専門書も多く書かれた河合先生の著書の中で一番読みやすい本だと思いますので、心理学にご興味のある方は、この本をとっかかりに河合先生の著書を読まれてみるのも良いと思います。






いいなと思ったら応援しよう!

杉浦修一
読んでいただいた方の人生が「良い」方向へ向かうことを願っています。人生ぼちぼち適当に。のんびりいきましょう。