木曜日の朝に。 25朝
「おはようございます。」
アラームをとめて、もうカンネンして(ほとんど不貞腐れて)、もっさんもっさんの寝ぐせ頭で、いつもの卵焼きを焼く。白湯+レモンをふーふー啜るうちに、正気をとりもどしていく。寝起きに機嫌が悪いとか、子どもみたいだし。
冬用のパジャマは、つのの生えたフード付き、シッポのぶらさがるモフモフ。(モンスターズ・インクのサリー着ぐるみ、43歳。憐れむなかれ、やめて、そんな目で見ないで。)
やっとこさ次女も冬服を着て行くようになり、三女の学校も制服登校になった。襟のラインが、二本線のと三本線の濃紺のセーラー服が並んで出かけていく。なんとなく、気持ちがシャンとしてくる。
それはそうと。
この気温差で、風邪気味な方が周りに増えていて。声枯れしていたり、鼻水が止まらなかったり、ひきはじめみたいなくすぶり様で。
そんな時は、「はやく豚汁にしないと」と思ってしまう。根菜どっさりの、合わせ味噌の豚汁を大鍋にたっぷり。
おばあちゃん子な私は、そういう民間療法みたいな、おまじないみたいな、「風邪をひいたらこれ」みたいなもので育ってきた。
大根のいちょう切りを蜂蜜につけて、その出た汁を希釈して飲む「蜂蜜大根汁」とか。
イガイガしたり、カサカサしたり、痛いときや咳がひどい時、それを飲むとスッキリする。喉の熱をとるのだとか。
内科検診で「扁桃腺肥大」と毎度書かれていた私は、喉が弱く、熱を出すのも、喉から。ガーゼハンカチに日本酒を染み込ませ、それを喉に巻かれて眠る「酒湿布」とか。たいてい一晩でだいぶ楽になる。
すりおろしたりんごや、ミカンをせっせと食べさせられる。「ビタミンを摂らな」と。
おばあちゃんのビタミンは「びたみん」と聞こえていたから、大きくなって、あぁ!びたみんって、ビタミンか!となった。
季節のものは、その時期に必要な栄養素をやはり蓄えているんだな、と思う。秋のものは、これからの冬の寒さに向けてのエネルギーを備えるようになっている。
大量にカブの抜き菜をいただいたので、今朝のお味噌にはその葉と小さな実と油揚げを。瑞々しくてほっくりと甘い。
細かく刻んだカブの葉を、ツナ缶と卵で炒り煮したのを、新米ごはんにのせてほおばる。
着々と日が短くなってきて、しっかり暗くなるころには、眠気に逆らわず早めに身体を冬用の布団に納めて。動物が夏毛から冬毛に生え変わるくらいに、私たちの身体も夏モードから冬モードに変身していく。
風邪気味といえば。
私は人の「鼻声」が好きみたいです。
風邪気味とか鼻炎とかで、鼻にかかったような、あの「鼻声」が。どうにも好き。
早く風邪治るといいね、と思うのだけれど、密かに「鼻声いいなぁ」と思っている…。
言わないけど、ちょっと録音しておきたい。 (不謹慎なやつ)
鼻声な本人が、鼻声なのにあまり気がついていなくて、「鼻声だね」と言うと、「え?そう?」と少し驚いたりしていて。
「ナニヌネノって言ってみて」と言うと、案外素直に言ってくれるその「ナニヌネノ」を録音しておきたい。
(不謹慎なやつ)
元気になって何よりだけれども、「鼻声」も治っちゃったのかぁと、ちょっと残念に思っていたりする。
期間限定なのがいいのかな。
「鼻声」ってなんか、いいですよね。
(やっぱり不謹慎)
さてさて。
そんな今朝はちょっと元気をもらえる曲を。
GUCCIもLOUIS VUITTONよりも、寝ぐせの私は魅力的でしょ、みたいな曲。
𝐇𝐚𝐯𝐞 𝐚 𝐧𝐢𝐜𝐞 𝐝𝐚𝐲🎧
あ。
駐車場のコスモスが華奢に揺れて満開です。
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