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木曜日の朝に。 44朝
「おはようございます。」
モソッと起きて、靴下を履いて(右足左足)モサモサ頭でストーブに火を入れる。
白湯にひとつまみの塩を入れ、すすりながら卵焼きをくるくると焼く。
新聞を読む夫と、新聞の上に寝転がる猫との会話を聞きながら。
「ちょっと、じゃま」
「ナァーーー(?)」
「じゃまやって」
「ナァーーーー(!)」
「もぉー」
豆腐とネギのお味噌汁を「あちっ」と飲みながら、学年末考査最終日の次女の顔は、さすがに少し疲れているけれど、前髪はいい感じに仕上がっている。
隣で三女は、朝からもりもり食べている。
そう、
来週、中学の卒業式が控えていて、三女は「送辞」を読むことになって。何度か学年主任の先生と打ち合わせをしているのを聞いていたから、先日の授業参観の後に「その節は…」とご挨拶をした。
先生は、国語の先生で、おたよりが今だに手書きで。直筆の文字と、吹き出しや波線のアンダーライン。先生とは直接お話したことはあまりないのだけれど、私はどうしても親しみを感じてしまい「○子先生」と下の名前で呼んでしまう。ニコニコとハキハキとした、バレーボールの大林素子さんみたいな人。(背も高く、見上げるみたいに話した)
かたや、授業参観で生徒たちは、各自タブレットを手に、グラフや写真を入れた自作の資料を画面に写しながら、環境問題についてプレゼンをしていて。まとめの時間には、カタカタと膝に乗せたタブレットに、素早いタイピングで感想を打ち込んでいた。
「書かへんのや…」
そんな時代なんだね。
そんな中、国語の先生の手書き文字のおたよりは、やっぱり癒しだ…。ほっこりする。
○子先生に親しみしかない。
「いってきまっ」
「はーい、いってらっしゃーい」はどうせ聞こえていないけれど。
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急に寒さが戻ってきて、びゅうびゅう風にも吹かれて、春はやっぱりまだ先かなぁと思っていたけれど、昨日、近所のおじさんが風の中、「おーい」と持ってきてくれた。
「春菜、いるかー?」
やわらかそうな黄緑がわさっと。小さな蕾をつけていて、花を咲かせてみたくなって、コップに1つ、つけておくことにした。
春菜と、菜の花と、なばなの違いはよく知らないけれど。
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あとはサッと湯掻いておく。お浸しや和え物にでもしよう。春はやっぱり近いのかな。
さて、今朝はこの曲を♪
「香水」がすごい流行ったけれど、瑛人さんの他の曲のこういう素朴な世界観が聞いていて安心する。ダサい毎日でもいっか、って。
𝐇𝐚𝐯𝐞 𝐚 𝐧𝐢𝐜𝐞 𝐝𝐚𝐲🎧
「ゴミ袋、また買ってきたの?」
とゴミの日に出すゴミを集める夫に言われ、
「ゴミ袋買ったの忘れたから買ってきたの」
「ふーーん…。?」
わかったようなわかってないような返事をして、ゴミと一緒に出かけて行った。
そういう理由で、サランラップなんて三本も買ってあるのだけれども。 クサルモンジャナイシ…
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