見出し画像

スタッフおすすめ回紹介 #中野貴行


こんにちは!運営スタッフのPiece of Syriaの中野貴行です。
シリスタ2020、無事に終了しました!

皆様、楽しんでいただけましたでしょうか?

「知らなかったことが知れた」
「ニュースで聞けないことが聞けた」
「希望を感じた」

などなど、ありがたいご感想をいただき、本当に嬉しく思います。


シリスタの企画を立ち上げ、
スタッフを一緒にやってくれる仲間に声をかけたのが7月。

企画内容、日程調整から始まって、トップページなどのデザインや見逃し配信用の動画編集なども行なうなど、怒涛の日々を送っておりました。

僕の未熟な運営に、スタッフが振り回されてしまい、そのために、参加した皆様にも、お心遣いが不十分なことも多かったと思います。
誠に申し訳ございませんでした。

また、逆に皆様からたくさんのお気遣いをいただき、ありがとうございました。
いただいたご意見に対しても、真摯に耳を傾けながら次回に活かしていきたいと思います。



そして、まだ見逃し配信チケットは購入可能です。
そこで私たちスタッフのオススメの回をご紹介させていただければと思い、
記事を書かせていただきます。



僕がオススメしたい回は、
⑦「トルコのAARで働くシリア人スタッフの過去・現在・未来」です。


認定NPO法人「難民を助ける会(AAR)」のトルコ事務所で働かれている、
NarinさんとMarwaさんとは、僕自身トルコでお会いしていました。

ですが、それほどしっかりとお二人のご経験について聞いていなかったので、彼女達の過去、現在、そして未来について、参加者の皆さんと一緒に聞けたのは、とても嬉しかったですし、僕自身とても大きな学びになりました。


2016年、僕はイラク北部にあるクルド人自治区に訪れたことがあり、
空港に着くや否や、アラビア語ではなくクルド語になっていたのがとても印象に残っています。


画像1

(アラビア文字だけど、クルド語)

画像2

(賑わう街中)

画像4

(イラク北部のショッピングモール)


シリアに住んでいるときには、本で読んで存在は知っていたものの、
実際に接する機会がなかったクルドの人たちと、イラクで話し、
そして2018年から、トルコ南部で駐在員をしているときに、
Narinさんのようにシリアから逃れてきたクルドの人たちから多くの話を聞きました。

画像3

(西暦のほか、ヒジュラ暦、クルド暦の3つの暦のあるカレンダー)



そうやって目の前にいる人たちの話を聞いていると、
毎日が新しい本を読むかのような、新しい知識や視点に出逢っていました。

ですが、それをうまく発信できないまま、僕の中で溜め込んでしまっているとも思いました。「もったいない!」と。



そんな中、オンラインのスタディツアーが、新しい機会を生み出しました。

実際に当事者である人たちから話を聞くのは、よっぽど時間などの余裕がない限り、難しいです。

また、トルコに住んでいるシリア「難民」の場合、日本に来ることも非常に厳しいです。
(予算はもちろん、IDの関係でトルコに戻れなくなる可能性があるため)


そんな彼女達がイベントの最後で僕たちに向けて
「私たちの経験を伝えることができて嬉しい。また是非やりましょう!」と言ってくれたのですが、伝える場をつくること、そして、その言葉に耳を傾けることもシリアの人たちのためにできることなんだと思います。


そして、もう一言、
「シリアの支援で最も必要なのは、教育です。子ども達は未来なのだから」と。


僭越ながら、私たちPiece of Syriaの活動も紹介させていただきますと、
まさに彼女達の同じ想いで、シリアへの教育支援を実施させて頂いております。

こちらの活動紹介のページにも、是非、目を通していただければ幸いです。



改めまして、皆様に感謝を込めて!


運営スタッフ
Piece of Syria代表
中野 貴行

www.twitter.com/hemuri_
www.instagram.com/hemuri.syria.love/