魂が震えるほどの好きなことの見つけ方
好きなことをして生きることについては、以前も書いたが、そもそも好きなことが分からない、という人も多いのではないだろうか。
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私自身、好きなことの見つけ方を本格的に探しはじめたのは、26歳の時。
既に好きなことを知っている人からすれば、本格的に探すというと変に聞こえるかもしれない。
でも、世の中には僕のように、すべきことで頭がいっぱいになっていて、好きなことがよく分からない人は案外多いのだ。
今日ここで書く「好きなこと」とは、単に自分がやってて楽しいとかいうレベルのものではなく、本当に心が躍動し、魂が震えるほど好きなことだ。
魂が震えるほどのレベルまで、好きなことを突き詰め、生きている人はほとんどいない。
なぜなら、それは今回の人生の目的に近く、この70億人以上いる地球の人口で、たった1人しか歩めない道でもあるからだ。
70億人いたとしても、まったく同じ環境、家族構成、悩み、成長をしていく人が絶対いないように、それぞれの人生で味わってきている体験と、そこから学んできた「氣づき」は誰にも真似することはできない。
「氣づき」をまとめて、誰かにそれを分かち合えば、それは最も深いコンテンツになる。
以前伝えたように、好きなこととは、私達が独自に体験してきた楽しかったことや、苦しかったことの延長線上にある。
楽しかったこととは、たとえば、小学校の時から今にいたるまで、理屈はまったく抜きにして、なぜか時間を忘れてやり続けてしまうほど、楽しいことだ。
苦しかったこととは、自分の人生で起きた悩みと経験、そして、それを解決してきた手段のことだ。
僕の場合、子供の時いじめを受けたこと自体は苦しい体験だが、それをきっかけに合気道を学び、混乱した自分の心をなんとかするために、様々な心のマスターから教えを受けて「氣づき」に変え、成長してきたことはかけがえのない財産だと思っている。
「氣づき」は、誰にとっても24時間365日、常に目の前にある。
だが難しいのは、その氣づきをキャッチする感性が無ければ、目の前をただ素通りするだけになってしまうことだ。
氣づきをキャッチするコツは、起きている出来事を点ではなく、線でとらえる習慣をつけること。
親との関係、誰かとのさりげない会話、仕事場でのこと、パートナーシップ・・・起きていることは1つ1つ点で、一見つながってるように見えないかもしれないが、実はすべてつながっているのだ。
そして、氣づきは、たとえ見逃したとしても、何度も形を変えて目の前を通りすぎていく。
たとえ今分からなくても、数年後に分かることかもしれないのだ。
氣づきをキャッチするには
「起きたことが偶然ではなく、必然だとしたら?」という視点で観ることだ。
もし必然だとしたら、これは何の氣づきのメッセージだろうか、ということを問いかけよう。
そこから、もっと自分の魂の成長につながり、震えるほど好きなことを見つけていくことに繋がっていくようだ。