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全ての障害者に夢を目標に!

【障害就労A型B型就労では生きていけない】

私の息子2人は自閉症です。長男、軽度自閉症、次男、中度自閉症です。2人とも社会人になり、長男は障害者雇用で就職することができました。次男は障害者B型就労で作業をしています。

国は障害者雇用を推奨してはいるものの、殆どの企業が採用しているのは身体障害者になります。

つまり、自閉症や知的障害と言われる方達の採用率は正直とても低いものとなります。


【何故、労働賃金ではなく作業賃なの?】

作業所では主にダンボールの組み立て等の軽作業を行なっています。作った物は地元の企業に納品して作業賃を稼ぐという仕組みになっています。

ひと月に頂ける作業賃は3万円です。時給にすると約300円です。作業所にもよりますが、これでも息子の所は【全国的な平均よりは高い方】になるそうです。しかしあくまでも作業賃なので、人数が増えると作業してる人との均等割となり、賃金が下がることもあります。

そしてそれとは別で、国から障害者年金が月に7万円支給されます。

1ヶ月に貰えるお金はトータルで10万円ほどになります。

1人暮らしに必要な金額として【地域にもよりますが、息子の場合は】月に13万円程は必要になります。これでは自立して生きていく事はとても難しくなります。


ちなみに障害者年金が打ち切られる場合があるそうですが、それは収入が年収470万を超えた場合とのことです。

障害者ではない一般雇用の平均年収が460万円の現状で、この金額を貰える障害者の方は一体どの位いるのでしょうか。


※年金参照 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12500000-Nenkinkyoku/0000084312.pdf

上記計算ですと年収は約120万円です。これではどう考えても1人暮らしや自立した生活は出来るわけがありません。


息子は言語の理解は出来ないことが多いですが、身の回りの生活に必要なことはできます。行きたい所も欲しい物も健常者の方達と同じようにあり、1人の人間として自立して人生を楽しみたい気持ちはなんら変わりありません。


働きたいのに働けない。「働いても十分な賃金は貰えない」これが障害者の現実です。

障害は社会のお荷物なのでしょうか。労働の選択肢もない現状です。

全ての障害がある方達が労働を出来る環境が必要です。

※作業賃参照 https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001042285.pdf


【親なき後は施設に入るだけ!】

施設費用は年収300万円までは負担額がありません。よって家族やサポートしてくれる人がいなくなった場合、障害を持つ殆どの方が施設に入ります。

もちろん施設の方に保助を受けないと生活できない方もいますが、全員が保助が必要という訳ではありません。

年々障害者が増加傾向にある中、施設に入れば安心だと思っているのはもう古い考え方のように思います。当たり前ですが、このままでは障害者支援施設逼迫していきます。

高齢社会の今、国が高齢者に施設や病院に入らずピンピンコロリを目指させるのと同じように、障害者も1人でも多く自立させる方向に持っていく方が、経済も回り、施設等に必要以上のお金を費やす事もなくなります。出来る事があるのに障害者というレッテルで何もチャレンジできない現状はとても勿体なく感じます。

働けないのではなく働かせてくれないが現状だと強く感じています。

※統計参照 https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000760686.pdf


全ての障害者に夢を】目標に!

障害を持つ人々にとって、仕事や結婚など普通と言われることすら選択肢がないことに疑問を感じたので、このプロジェクトを立ち上げました。

障害者の方もそうですが、支援施設の方にも賃金として公平なルールの改正が必要です。

現状難しいと思われていがちですが、同じ環境の方や共感して頂ける方は沢山いると思うので、是非とも賛同お願い致します。

仕事して好きな物を食べたり遊んだり、恋愛したり、結婚したり、そんな当たり前なことが出来るよう、良い方向に変えていきましょう!!


どうか署名の程よろしくお願い致します。

#仕事について話そう


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