曼荼羅 vol.3
曼荼羅の分類
A 伝統的な四種曼荼羅(一般的)
B 小宇宙を一つの統一体である曼荼羅(密教的人間の心)
詳細
A伝統的な四種曼荼羅(一般的)
①尊像曼荼羅→大曼荼羅
②象徴曼荼羅→三昧耶曼荼羅(さんまやまんだら)
③文字曼荼羅→法曼荼羅
④立体曼荼羅→羯磨曼荼羅(かつままんだら)
B 小宇宙を一つの統一体である曼荼羅(密教的人間の心)
①精神曼荼羅
古くは弘法大師空海の「秘密曼荼羅十住心論」において人間の心を
曼荼羅と呼んだことと無関係ではない。
最近では、C・G・ユングなどによって代表される深層心理学の一派が
以下の説を認めている。
・心を意識や無意識からなる一つの複合体と捉え、そこに中心性や
力動性を認めている。
②身体曼荼羅
われわれの身体内に地・水・火・風・空という存在要素を以下に表して
いる。
・五字厳身観
梵字によって五つの部分に配置する
・五大五臓観
覚鑁「五輪九字明秘密釈」に、上記を土台として五輪の塔の信仰と
結び付けている。
・タントリズム
チャクラを想定し、それらをつなぐ神秘的脈菅(ナーディー)を
通して生命エネルギーの上昇・降下を観想する古代インドの行法