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『KING OF PRISM Dramatic PRISM.1』 各プリズムショーへの感想

筆者のプリズムショーとの出会いは、テレビをつけた時に偶然やっていたプリティーリズムレインボーライブ1話の、なるちゃんのボーイミーツガールでした。

その後プリティーリズムシリーズ、プリパラシリーズを視聴し続け、24時間365日ずっとプリティーシリーズのことを考えているとまでは言えずとも「プリズムの煌めきはずっとそばにいてくれたし、これからもそんな気がする」というポジションにある作品です。

皆好きだけど強いて推しを上げるとするなら、なるちゃん、カヅキ先輩、夢川兄妹など。

最推しプリズムショーはあいらちゃんがプリズムクイーンカップで見せたショー(第50話)です。


ここまで自己紹介。


先日シリーズ最新作である『KING OF PRISM Dramatic PRISM.1』を観賞して参りました。

もう私はKING OF PRISMの世界感に慣れたと思っていたのですがそんなものは自惚れでしかなかったことを分からせられました。

いやその、初見のインパクトはやっぱり映画館で見たKING OF PRISMシリーズ1作目の『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(通称キンプリ/バイプリ)には敵わないのですが、なんかその……何だったんだろうなアレ……。

正直私ではこの作品の凄さとか良さとかそういったものを表現できないので、『KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-』でも見た登場人物たちのショーについて感想書きます。こっちなら言語化できるので。

神浜コウジ氏について言語化するのは不可能でした。すみません。





太刀花ユキノジョウ

美しさを常に内包しつつ、燃えるような激しい心を体現するかのような力強さを感じるプリズムショーでした。
テンポ速めでカッコいい和風ロックな音楽が好みなこともあって、一目で心を鷲掴みにされたショーです。
万が一これが高得点じゃなかったら私は暴動を起こしていたかもしれない。

これまでの道、これから先自分の生きる道、どちらも否定せず更に強みに昇華していくその様からはべる様と同様の強さを感じることが出来ました。

私はSSSを拝見していたのでユキ様の家庭事情や葛藤は知っていましたが、そのような背景を知らずとも藤娘や連獅子に心打たれた参加者は数多くいる事でしょう。あの点数にそれが示されています。
今後も、ユキ様のショーが見たいです。




香賀美タイガ

私もタイガ同様カヅキ先輩のファンなのですが、タイガの想いの強さには絶対に敵わないなと常に思っています。
不器用だけれど純粋で素直な気持ちが、歌とショーに全て出ていました。

且つ、カヅキ先輩へのリスペクト以外にも地元愛や仲間との努力の結果等、タイガ自身のこれまでの歩みも出ていて、「プリズムジャンプは心の飛躍」であることをしっかり表現出来ていて。だからこそ、沢山の人の心をつかみ続けているのだと思います。バイプリ時代の投票1位兼カヅキ先輩からの推薦を受けたスタァは伊達じゃないな。

あとシンプルに歌が上手すぎる。
歌が上手いかどうかがストリート系の課題なのかってくらいストリート系は歌が上手すぎるな。




十王院カケル

カケルノミクス、天然ガス、動物たちも一緒に舞い実に楽しそうなダンス。そして最高のサイリウムチェンジ。
全部景気が良い。流石御曹司。あなたが要れば十王院財閥は安泰だ。

こんなの楽しいに決まっているだろ。
チャラエモの時も思ったけど他人を楽しませる天才ですねカケルは。

そのうえで更に成長して十王院の血もプリズムスタァとしての努力も全部全部自分の糧にして、更に十王院カケルという人間はその活躍を広げていくのだろうな、とこのショーだけで伝わってきます。

本当に楽しかった。これからも世の中を楽しくしてください。




高田馬場ジョージ

いやあの、超最高でした

すみませんマジで最高でした。3DCGが付くだけでこんなに解像度上がるの? 凄くない?

ジョージってキンプラで初登場していて且つそこまで登場時間長くないキャラクターだったはずなのにどうしてこんなにも強烈に印象に残るんだろう。
やっぱり天性のアカデミー系スタァとしての才能があるってことなのだろうか。

君こそがスタァ。観客を楽しませる天才。
レインボーライブ女子選手たちや心の飛躍の系譜を最も感じたのはセプテントリオン達だったけれど、「絶対アイドル」の遺伝子を強く感じたのはジョージだったので、優勝も納得です。おめでとう。

そしてエィスくん。君の歌も最高でした。
あの歌が無かったらあの場に「高田馬場ジョージ」は存在していなかった。いつも素晴らしい歌声をありがとう。
The シャッフルの今後の活躍にも期待しています。




鷹梁ミナト

まず言いたいのが、よくあのジョージと戦ったな……という点です。
ジョージの凄さが分かったからこそ、ミナトさんの強さも良く分かった。良く自分を見失わずに最後まで演じた。凄いよ。

一皮も二皮も向けたミナトさん、心はでっかい太平洋どころか銀河級でした。
長所である、皆を迎え入れる心、皆を支える心、それを本当の本当に心からの強みに進化させたうえでのあのショーはミナトさんらしい最高のショーでした。

何度でも言うけれど、「プリズムジャンプは心の飛躍」だから。
これが無ければ観客をときめかせるショーは不可能。
皆の港として輝き続ける限り、ミナトさんは永遠に最高のプリズムスタァです。これからもでっかいミナトさんを応援しています。




西園寺レオ

否応なしに感動するのがレオくんのショーです。

私、レオくんのエピソードを見た時自分の想像力の乏しさに打ちひしがれたんですよ。
最初の頃のレオくんって「男らしくなるために~」とか「男らしくなりたいです」と言っていたじゃないですか。それを文面通りに受け止めて、私はてっきり外見で誤解されて、可愛いよりかっこよくなりたいと思っている系のキャラクターなのかと考えていたんです。
そしたら真逆で。
本当は可愛いものが大好き、ずっと可愛くありたい。
でも家族を心配させたくないから「男らしくならないといけない」。
そんな葛藤があったなんて、私、全然思いつけなくって。
自分の中にある無意識に恐怖を覚えたことをよく覚えています。

花開いたレオくんはとてもかっこよくて、強くて、人に寄り添うこともできて、そして最高に可愛いスタァです。
大好きです。




涼野ユウ

SSSのエピソード、ショー、歌、ジャンプ。
全部をひっくるめて一番グッと来たのがユウくんでした。

年齢の割にませているのは、きっとそうならざるを得ない家庭環境で育ったからですよね。
涼野家、最終的には落ち着くところに落ち着いたけれど、それでもこれまでに培った性格というのは急には変わらないもので。
俺は出来る、俺は強いって、勿論自分に自信があったのは事実だろうけれど、でもやっぱり言い聞かせるように強がっている部分もあったのは、きっと言い出せなかったってところもあったんだよなあ……って。

俺は最強スター崇め誉めたたえよとか歌ってたユウくんがプリズムワンでは最後に仲間全員を空に召喚するジャンプを飛んだ時、自分の仲間をセプテントリオンとした時、ユウくんの心が表現するものが見えたような気がして泣いてしまいました。プリズムライブの時点で「ウワアアーーーーッッッッッ!!!!!」てぶっ倒れそうだったのに。

最高のショーを見せてくれてありがとうゼウス。
私の心は10000カラット級にときめきました。




大和アレクサンダー

初めてアレクのプリズムワンでのショーを見た時、というか選曲を知った一発目の歌声、正直意外でした。何事!? って思いました。
でもムキにならず真正面から向き合ったアレクならこんなショーも出来るよね。そりゃそうだ。元からアレクは強かったんだから。

それでいて、バトルをせずアカデミーっぽい雰囲気にすると見せかけてしっかりバトルも仕掛け、それを皆をときめかせ楽しませるショーに昇華するって並大抵の心の成長では出来ないよ。
間違いなくアレクもシュワルツローズで認められたスタァだよ。法月総帥マジでスタァを見る目あるな。




如月ルヰ

レインボーライブのジュネ様の時も思ったんですけどなんで使者の恋ってこんなにも切ないんですか……? 試練ですか?
ルヰくんにもジュネ様同様好きな人をずっと好きでいても許される存在になって欲しい。その愛が成就(という表現が合っているのかどうかは分からないけれど)するかしないか、それはシンちゃん次第だけれど、せめて好きだって気持ちは否定されない世界であって欲しい。

それすら許されないなんて、何かこう、何かが違うもん……。
ずっとシンちゃんの煌めきをルヰくんにも見つめ続けて欲しいよ。

キンプラのルナティックDEStiNyの時からずっとルヰくんは愛を表現するショーをし続けていて、それは今回も変わらないという一途さが大好きです。
何度ショーを見ても、何度曲を聞いても、心打たれます。




シャイン/一条シン

個人的な趣味の話だけをするとシャインのショーってめっっっちゃ好みなんですよ。
アリプロやサンホラで青春時代を過ごした身としてはああいうダークで直情的な曲はぶっ刺さりますし、歴代主役級キャラクターたちが飛んできたプリズムジャンプを同時に飛ぶあのショーはシンプルに感慨深いものがありましたし、流石プリズムワールドの使者だなとも思わされました。一回では受け止めきれない程の素晴らしさがあった。CGが表現する表情も最高だったし、序盤で自分を貫いた時に散る光りの演出も良かった。
なんならSSS新曲シリーズで一番聞いているのはプラトニックソードまであります。シン単独の歌声も好きだし、シャインの声(斎賀みつきさん)に浸食されている歌声も好きだし、橋本祥平さんが歌う舞台版も聞きました。全部大好きです。

でもやっぱり、一条シンが本当にやりたかったショーは『ダイスキリフレイン』の方だと絶対的に思うし、よりプリズムの煌めきを放っていたのはシャインじゃなくてそちらのシンちゃんの方だったよ。
それは譲れませんでした。
大好き!

そういうわけなので、申し訳ないんですけどしばらく封印されていてくださいシャインさん。いつかあなたそのままの姿でのショーを見れたら嬉しいです。




ナナイロノチカイ!

多くは語るまい。まだ見ていない方はショーを見てくれとしか言えない。
生まれ変わっても22世紀でハグしてください。
この約束を糧に生きてきました。
ずっと応援しながら待っています。




続編

できたら嬉しいなあ……!!

あの終わりでここで終わりですは無しですよ。
頼むよタツノコプロの偉い人。

しばらくの間、続編への応援もありますが、一番の理由として「何度でもこの映画を見たいから」という理由で映画館に通いたいなあと思います。


では、プリズムエリートの皆様、我々全員で期待する100年後でまたお会いしましょう。



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