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なぜ学校の授業風景は変わらないのか

インターネットが生活の隅々まで浸透し、AI(人工知能)が日々進化する中、学校の存在意義が問い直されています。


社会から最も遠い場所

民間人校長として学校現場に入って驚いたことのひとつは、画一性の象徴ともいえる教員主導の一斉授業が健在だったことです。先生は板書や「教える」ことにエネルギーを使い、生徒は静かに前を向いてノートをとっています。文科省のGIGAスクール構想のおかげで電子黒板やタブレットを活用する場面を見かけるようになったとはいえ、授業の大半は自分が生徒だった40年前と変わらないチョーク&トーク形式で行われていることを目の当たりにして、学校は社会の変化から取り残されていると確信したのです。

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