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読書メモ|新ゲームデザイン

note326にちめ。

1996年発行と古めの本。これは「「ついやってしまう」体験のつくりかた」か(自信なし)、先日読んだ本のどれかで紹介されていて手に取った。

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著者の経験に関連づけながら説明されていて、あるゲーム(のある部分が)どのような考えで作られたか、制作側の意図がわかりやすい。

そのような情報はなしで、分析的な話もある。テトリスの戦略性の項がとくにおもしろかった。

また知財屋としては、“セガが商標登録を受け持っていたのですが、どういうわけか、商標を取っていなかったのです”(p.150)が気になりドコロ。この書き振りからうつかり出願忘れなのか、「スパーク」では拒絶されたか。けっか生まれたのが「パルスマン」だそう。

難点は誤字がすこし目立つところと、登場するゲームが古いところか(これはどうしようもないね。他方、古典を知りたいかたにはちょうどよい)。項目だててさくさくと説明されているので、あまり気にならず読みやすかった。


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