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【MBTI】心理機能Ne,Ni,Se,Siの違い

note本格始動後の初投稿です!
お手柔らかにお願いします.

早速なんですが,自己紹介で興味のある内容としてMBTIを挙げていたのでそれに関わる投稿をしたいと思います.
一応自己紹介記事も宣伝しときます.


なお,以下の記事の内容は本当に僕の勝手な解釈です.
僕は心理学とかも別になんにも詳しくないし,まともにMBTIも勉強していないので,「素人がなんか言ってるわ~」程度に読んでください.
また間違っていること言ってるなと思ったらコメントで優しく指摘してください.


はじめに

ところで皆さん,心理機能ってご存じですか?
こんな記事を読む人は当然ほとんど知っている方だと思いますが,軽く触れておきます.

これは僕の勝手な解釈なんですが,心理機能とは人間が意思決定をする上で与えられた情報を処理し,判断を下すための機能を8つに分類したものです.

ちなみに以下のサイトではこのように説明されていましたので,引用させていただきます.

16タイプ(MBTI)の心理機能は、物事の認識や判断のパターンを表す能力のことです。これらの機能は主に8つあり、それぞれが内向的(自分自身の内面に焦点を当てる)か外向的(外の世界に焦点を当てる)かの区別があります。

具体的には、内向的直観(Ni)、外向的直観(Ne)、内向的感覚(Si)、外向的感覚(Se)、内向的思考(Ti)、外向的思考(Te)、内向的感情(Fi)、外向的感情(Fe)という機能です。

これらの心理機能は、個々の情報の処理方法や意思決定のスタイルに影響を与えます。例えば、Fi(内向的感情)は個人の価値観や感情に基づいて意思決定を行い、Ne(外向的直観)は新しい可能性やアイデアを探求します。

これらの心理機能の異なる組み合わせが、16の性格タイプを形成しています。

人間シンリ総合研究所, https://human-typology.com/function-dynamics/

引用にもあると通り,心理機能は内向的直観(Ni),外向的直観(Ne),内向的感覚(Si),外向的感覚(Se),内向的思考(Ti),外向的思考(Te),内向的感情(Fi),外向的感情(Fe)の8つが存在します.

そしてMBTIはこれらの機能のうち,「どれが得意でどれが不得意か」をもとに16個のタイプに分けています.
分け方の詳しい説明はいろんなサイトで見れるので省いちゃいます.

で,毎回思うんです.
Fe,Fi,Te,Tiの違いはなんとなく分かるんだけど,
Ne,Ni,Se,Siの違いよくわかんなくね?
特にNiとNeの差に至っては「書いてあることほぼ一緒やんけ!」って思っちゃいます.

ということで,今回はこれらの4つの心理機能を対照的に区別する解釈を考えてきました!
それを以下で書いていきます.

準備

ここでは用語の定義をしていきます.

本記事では「事象」という単語を頻繁に使用しますが,この用語の定義は何も情報として意味をもたない処理前の情報のことを指します.

例えばある物体が前に置いてあったとします.これに近づくことでようやく赤くて丸いことが判明し,さらに近づくことでりんごであることがわかりました.

この際のある物体を事象と定義します.
したがって赤くて丸いことが判明した後の物体は意味のある情報が生まれるため事象ではなくなります.

T-FとS-Nの差

初めに{Fe,Fi,Te,Ti}{Ne,Ni,Se,Si}の差について書きます.

これらは意思決定をする上で情報を処理する機能{Ne,Ni,Se,Si}で,判断を下すための機能{Fe,Fi,Te,Ti}です.

どういうことかを表したイメージが下の図のようになります.

T-FとS-Nの差のイメージ

例えば家を作ろうとしたとき,普通は木をそのまま使うことはありませんよね.ツリーハウスとか言うな.
なぜなら使いづらいからです.
そのため木を使いやすいよう加工して木材にする必要があります.
この木材を組み合わせることで家を建てるわけですね.

同様にある事象が起きてそれに対する意思決定を行う場合も,そのまま意思決定をすることはできず,事象から意思決定しやすいよう意味のある情報に加工する必要があります.

実際に目の前にりんごがあって,それを食べるという意思決定をする場合でも
ある物体→赤くて丸い物体→りんご→食べ物→食べられる!
といったように,りんごというものを食べ物として解釈するためのステップは必ず踏んでいるはずです.

つまり心理機能{Ne,Ni,Se,Si}は{Fe,Fi,Te,Ti}が機能するように事象から情報を抽出する役割を担っているのです.

そして{Fe,Fi,Te,Ti}この抽出された情報をもとに意思決定を行う役割を持っているのです.
先ほどの例でいえば,りんごを食べるかどうかの最終決定を担当しているってことですね.

また以降ではこの抽出情報処理は同一の概念と考えてください.

ではいよいよ心理機能{Ne,Ni,Se,Si}の区別をしていきます.

Ne-Siペア

Ne-Siペアはともに事象から連続的な情報を抽出するための機能です.
ここでの連続的な情報というものは時間,空間的な情報の両方を対象としています.
いまいちピンと来ないと思うのでイメージで考えてみましょう.

Ne-Siのイメージ

イメージでもわかりづらいかもしれませんが,Siはいままで通ってきた道を重要視するのに対して,Neはこれから先の様々な道を重要視しているって感じです.

Neであれば,未来や未知の部分から現在までを一本の連なり,糸として捉えています.
一方でSiであれば,過去や既知の部分から現在,そして直近の未来までを糸として捉えている訳です.

例を考えてみましょう.

Si: 昨日まですくすく育っていたからきっと明日は花が咲くよ

Ne: 明日台風が来たり虫がいっぱい付いたりして枯れてしまうかもしれない.でもとっても晴れてきれいに咲くかもしれない!

Siであれば,「昨日まですくすく育つ→明日は花が咲く」という過去からの時間的な連なりで情報をとらえています.
一方でNeであれば,①「台風→枯れる」,②「虫→枯れる」,③「晴れ→咲く」という未来からの時間的な連なりで情報をとらえています.

このように事象から得られる情報を一つの連続したものとして捉える心理機能がNe,Siです.

Ni-Seペア

一方でNi-Seペアはともに事象から離散的な情報を抽出するための機能です.
先ほどは情報を糸として捉えていたわけですが,この機能では情報を点や粒子として捉えているのがポイントです.
こちらもイメージを考えてみましょう.

Ni-Seのイメージ

こちらのイメージもわかりづらいかもしれませんが,Seは壁そのもの(高さや材質など)を重要視するのに対して,Niは壁の裏側にある隠されたものを重要視しているって感じです.

Seであれば,事象を五感で捉え発見できる表面上の情報を抽出します.
一方でNiであれば,事象をいわゆる第六感で捉え隠された内部の情報を抽出します.

ここで注意するべき点は,Niも一時的には表面上の情報を認識しますが,隠された真実を発見したと同時に表面上の情報を捨て去ってしまう点です.
何も情報がないと内部もクソもなく予測できませんからね.

またSiとSeの差は後でも説明しますが,Siは一連の連なりとして,Seは個々の異なるものとして情報を処理していることにも注意しましょう.
例えば「りんご①が300g」,「りんご②が400g」という情報を集めてきたとき,これらの情報を区別して考える場合にSeが働き,比較するなどセットの情報として考える場合はSiを働かせているといった感じです.

こちらも例を考えてみましょう.

Se: このりんごは赤くてとっても大きいよ!

Ni: このりんごは(赤くてとっても大きいから)きっとおいしいだろう!

Seであれば,「赤い」,「大きい」という簡単に発見できる表面上の情報を抽出しています.
一方でNiであれば,「赤い」,「大きい」という情報を棄却して「おいしい」という隠された(明らかでない)情報を抽出しています.

このように事象から得られる情報を別々の情報として離散的に捉える心理機能がNi,Seです.

直観(N)と感覚(S)の差

実は(当然)NとSも対照的に区別できます.
これはなんとなくわかっている方も多いと思います.

まずは直観機能Nからです.Ni,Neはともに未知,未来を重視して情報を抽出します.
例は以下の通りです.

Ne: 明日台風が来たり虫がいっぱい付いたりして枯れてしまうかもしれない.でもとっても晴れてきれいに咲くかもしれない

Ni: このりんごは(赤くてとっても大きいから)きっとおいしいだろう

一方で感覚機能SであるSi,Seはともに既知,過去,現在を重視して情報を抽出します.
例は以下の通りです.

Se: このりんごは赤くてとっても大きいよ!

Si: 昨日まですくすく育っていたからきっと明日は花が咲くよ!

外向(e)と内向(i)の差

さらに実は外向機能(e)と内向機能(i)でも対照的に区別することができちゃいます.

外向機能eであるNe,Se情報を増やす心理機能です.
実際に例を見てみましょう.

Ne: 明日台風が来たり虫がいっぱい付いたりして枯れてしまうかもしれない.でもとっても晴れてきれいに咲くかもしれない!

Se: このりんごは赤くてとっても大きいよ!

このようにNeは未来から現在までの糸を複数本(例では3本)抽出し,Seは現在発見できる点を複数個(例では2個)抽出しています.

一方で内向機能iであるNi,Si情報を減らす心理機能です.
こちらも例を考えてみましょう.

Ni: このりんごは(赤くてとっても大きいから)きっとおいしいだろう!

Si: 昨日まですくすく育っていたからきっと明日は花が咲くよ!

このようにNiは複数の情報から未知の情報を一つ抽出し,Siは過去から現在,そして直近の未来までの糸を一本抽出します.

つまり,外向機能eは意思決定をしやすいよう情報の幅を広げる機能であるのに対し,内向機能iは意思決定をしやすいように情報の幅を絞る機能であるといえるわけです.

まとめ

今回は{Ne,Ni,Se,Si}の4つの心理機能を対照的に区別してみました!

これを踏まえてそれぞれの機能を一言で分かりやすくまとめると
Ne: 未来の可能性を模索する機能.
Ni: 隠された真実を見つける機能.
Se:「もの」をそのまま「もの」として捉える機能.
Si: 過去の経験からシミュレーションする機能.

みたいな感じですかね.

僕はINFPなので,やっぱり直観機能である{Ne,Ni}はよく使ってるんじゃないかなぁって思います.
特にこの記事を書くときはNiを使いまくってたんじゃないかな?
具体例から情報絞りながら抽象化して考えてたし.(Tiかも)

あと情報処理の心理機能を対照的に4つに分類していますが,人間は結局どの機能も使って総合的に情報を処理していると思います.
ただ得意不得意はきっとあると思うので,どの機能が得意かを考える場合は参考にしてみてください!(参考になるかわからんけど.)


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