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お前、最近生きたいと思い始めてない?
今日たまたま気が向いて読んだ『幸色のワンルーム』で、
「ていうか最近お前、本当に死にたいと思ってる?」
っていうセリフがあって、共感した。
でもよくよく考えてみたら、
「死にたいと思ってる?」ってよりは
「生きたいと思い始めてない?」って言葉の方が
しっくりくる。
生きたいと前向きに考えてたら、
うまくいかなかった時に辛くて苦しいから、
最初から、死んでもいいや。くらいに思ってた方が
ちょうどいいのに。
なんであの時、一時でも、
楽しいと思っちゃったんだろう。
「今は楽しいけど、まあ辛いこともあるだろうな」
って割り切ってたつもりなんだけどな。
ちょっとでも本気で楽しいと思ってしまったから、
今こんなに苦しくなっている。
私が生きている理由は、
「家族が死ぬまで死なない」
って決めてるから。
死ねない、というもの理由のひとつだけど、
死んで楽になるより、
私が死んだとこによってこれ以上、家族に悲しい想いをさせるのが一番嫌だなと思って
家族が死ぬほど悲しい想いするくらいなら、
自分が死ぬほど悲しい想いした方がまだマシだ。
暗いのは自分が一番似合ってるし、
そんな人生で終わる人がひとりくらいいてもいい
最近、友人と話していて、その人は
「孤独死が、一番怖い。だからいま頑張っている」
と言っていたけど、死んだ後なんて何も残らないんだから、私にとってはどうでもいい。
赤の他人に醜い死体を見られるのは恥ずかしいかも知れないけど、死んだら恥ずかしいという感情すらなくなるんだし
死ぬ理由で怖いもののひとつは、
自分が一切、無くなること。
今までどんな人生を歩んできたかとか、
その中でどんな気持ちでどんな感情だったかとか、
何が嬉しかったとか、楽しかったとか、辛かったとか、
肩書きも人間関係も生活も生き方も
テレビの電源を切るみたいに、
いきなりプツッとなくなる。
その後は、真っ暗なのか真っ白なのか知らんけど、
その概念すらなくなるらしい。
概念という言葉すらない。
空間も時間もない。
ない、という言葉すらない。
ヒトの脳では理解できないモノ、コト、トコロ
昔は今よりよく「死」について考えていて、
いつも行き着く先は同じだった。
考え過ぎて怖くなって結局死ねなかったんだから、
本格的に脳を壊さないと一生、自分から死ぬなんてできないだろうな。
『なんか、何もかも分からないし、今後生きてる間に知ることはできないんだろうな~って意味では、宇宙に似てる気がするなー』とか、
その辺りまで考えて、疲れて朝方に眠ってた。
考えて、考えて、考えて尽くして疲れて寝てればいい
『人生楽しい!もっと生きたい!』
なんて本気で考えるなよ。
死ねないのに死にたくてたまらないなんて
地獄みたいな方に自分から飛び込む必要なんて
ないんだから