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『痩せている』のは自分のため

そんな痩せてても逆にモテないよ
と言う人もいるけど、その言葉を言った人は病的にも見えるほど痩せていることにこだわっている人の本質を理解してない

モテるとかモテないとか、クソほどどーでもいいんだよね
自分の承認欲求満たすためだけに痩せてるの
誰のためでもなく、自分のため

私にはこれしか誇れることがないから、努力してすぐに目に見えて成果が出るものだから、
こんなにも痩せることにこだわるの


昔からみんなが最初には褒めてくれるのは、
痩せていることだった。

一般的に、
「細いね」
「痩せてるね」
って言葉は褒め言葉として使われてて、それに付随して、
「何着ても似合うのいいな」
「羨ましい」
とかいう言葉がついてくる。


特別、かわいいとか、
他の人より抜きん出て明るいとか、

パッと見で分かることでその人の印象って決まると思うんだけど、私はそれが「痩せてる」ことだった。

もともと可愛い人が周りから褒められてどんどん自信持って、ますます可愛くなっていくみたいに、
もともと痩せてた私は周りからおだてられて、痩せている状態を維持し続けることが当たり前になった。
そして、そのうちもっと痩せたくなった。

徐々に「痩せてるね」という言葉が、挨拶代わりの社交辞令で言われているのか、心配して言ってくれているのか分からなくなってきて、痩せていることこそが、当たり前のことであり、私の中の正しいことであり、自分の存在価値の一部になっていった。

今さら、太れと言われても困る。
痩せていることがアイデンティティなのに、
生活の一部としてずっと自分を律してきたのに。
少しでもふっくらしてきたね?とか言われた日には
軽くパニックになる。物凄い嫌悪感。

朝、体重計で測ったけど一切、変わってない!
それどころか、むしろ痩せた!

と突然喚いて、その後一切、口もきかなくなるなんて、ほんの世間話程度で言った人からしたら、不思議でたまらなかっただろうね。
少し怖くもあったかも知れない。


これは、もう自分の一部だから
自分の性格を変えることと同じくらい難しいことだよ

もう頼むから、太れなんて言わないでほしい。
心配でも同情でもいいから、「痩せてるね」って言い続けてほしい。私が死ぬまで

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