法人営業の納期回答で楽になる方法 -仕事を楽にしましょう-
結論から書きますと、
納期回答時は、必ず長めにバッファ(余裕)を持って回答しましょう。
です。あ、受注済み or 受注濃厚の場合に関してです。
わかります。もちろんバッファを持つのが怖いケース・人もあります。
しかし結果的に心を強く持って実際の納期より長めに回答をする事が自分にとっても客にとっても幸せです。
受注後トラブルがあり納期が延びてしまっている。
例えば当初の予定納期が9月となっていたが、9月になっても物が入らない。
その後ようやく「10月中旬には納品可能」と仕入先から連絡が入る。
その場合、中間業者であるあなたがエンドユーザーにする回答は
素直に「10月中旬~末には納品可能」ではなく
「早ければ11月中旬には納品可能」
と回答する事です。とりあえずここで1回怒られるのはしょうがないです。
その後のパターンとしては以下2つ。
<1>本当に10月中旬に納品可能になった場合
出荷直前頃に
「私がずっと調整してた結果、納期が11月から10月に前倒しできました!」
とアピールしましょう。まともな客は「おお!ありがとう!」と感謝してくれます。
<2>なんだかんだ伸びて11月になった場合
こちらについてはそのまま
「頑張ったんですがやはり当初の予定通り11月です」
既に「11月」と言っておいた時点で、もう怒られているのし、認識してもらっているのでプラスマイナスはゼロですから気にしないで回答できます。
内情を知ってる自分からすると(10月中旬からさらに遅れた)と言う事実は見えますが、客からしたら最初から11月だと言われているので、(元々言ってた納期でしょ?)と思う事が出来ます。
しかも「早ければ11月」と保険を打ってあるので、最悪さらに遅くなっても自分の気持ち的には大丈夫です。
この場合、一度延伸報告をした「10月」からさらに「11月」に伸ばすので、客は "2度目" の怒りポイントを迎えてしまいます。
元々9月⇒10月中旬になりそうですと報告 1度目の怒りポイント
その後、やっぱり11月になりそうですと報告 2度目の怒りポイント
そう、最初からバッファをもって回答しておけば、怒られない or なんなら納期が短くなったと思ってくれて感謝されることもあるのに、
最初に正直に素直に10月と言ってしまっていると、更に怒られてしまうリスクがあるのです!
納期をずっと客から詰められていると
早く楽になりたい
このやりとりをもう無くしたい
といった感情に押され素直に10月と言ってしまって、客からのプレッシャーを無くしたくなるのはよくわかりますが、上記で説明した通りそれは結果的に悪手です。そんな時こそ心を強く持ってバッファを持った納期回答をしましょう!