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私の人生を変えたバイブルの劇場版公開を祝して


現在公開中の「劇場版ソードアート・オンライン-プログレッシブ-星なき夜のアリア」を公開初日である10/30に観てきた。

観終わってからずっと主題歌・「往け」(LiSA)が頭から離れない。ついでに歴代主題歌が頭の中でぐるぐる。いつのまにか劇場版前作・SAO OSのユナ曲までSpotifyに追加されていて脳内お花畑ならぬ脳内SAO畑。どうしてくれようか。

この作品の原作ラノベが公開されたのが2009年。
アニメシリーズが始まったのが2012年。
対して、私がこの作品に出会ったのは昨年。

きっと新参者の私以上にこの作品を追い続けていて、思い入れのある人はたくさんいる。だけど、私にとっても思い入れの強い作品なのだ。


というわけで、今回は劇場版公開を祝してこの作品と私の関係について?、語らせていただく。




アニメにハマった原点

この作品は私がアニメにハマるきっかけとなった作品だ。この作品自体は、友人と彼とまらしぃさんのピアノによって勧められて見始めたが、最初は半信半疑…というか、"まあみんながそこまで言うなら観てみるか"、くらいの気持ちだった。

アニメ自体は『夢色パティシエール』以来みていなかった。自分はアニメにハマると勉強等何もしなくなる、という予感がしていたので観ていなかったのだ。

はじめは、おそるおそるだった。
戦闘シーンのゲームやアニメっぽさが小っ恥ずかしかった。
でも話を経るごとにハマって抜け出せなくなっていた。

「キリトかっこよすぎぃぃぃぃ」

SAOがなければ私はきっと、PSYCHO-PASS東京喰種進撃ヒロアカも観ていなかった。アニメ好きな親友や彼との話題も少し減っていただろうし、大学でアニメ好きゆえに仲良くなれた友達と友達になれることもなかっただろう。そう考えるとおそろしく、SAOには感謝してもしきれない。


ちなみに私がSAOで1番好きなシーンは、第2期マザーズ・ロザリオ編である。LiSAが歌う『シルシ』がシーンに合いすぎて、何度見ても涙なしにはみれない。


VRに興味を持った原点

SAOに感謝しきれない面はここにもある。
何を隠そう、私がVRに興味を持ったのはSAOのおかげなのだ。

SAOは一言で言うと、VRゲームの世界で生きるために闘う主人公についての話である。ソードアートオンラインはVRゲームのソフトの名前。ジャンルはSF。詳しくは以下を見てください。

ここで注意したいのは、VRは今あるVRグラスをつけたら現実とは違う映像が見える・首を向けた方向から音が聴こえる程度のVRではないということだ。

ヘルメット型で脳に電流を流し、視聴触味嗅全ての感覚を取り込めて、文字通り"ゲームの世界に没入できる"VRだ。


私はゲームが苦手な方なので、別にVRゲームを楽しみたいとは思わない。だけど、この作品に登場するVR技術には魅了された。アバターも今のようなアニメっぽいものでなく、パーツを組み合わせるものでなく、フォトリアルアバタと言って写真から現実の自分の姿をスキャンニングして作ることができる。

この作品を見たのがちょうどこのご時世だったこともあり、家にいながら大好きな人に"会える"この技術がほしいと思ったのだ。

そう思ったら早かった。

元々、「相手も自分も無理しない関係を築ける人になりたい」と思い、そのための手段として社会心理学を学ぶ気満々だった超文系人間だった私が、理系に興味を持てた。

究極のVRを実現するために必要な技術の確立に、心理学が役に立てると知り、コミュニケーションよりも神経生理心理学・知覚心理学に力を入れて学ぶようになった。

就職先にも文系ながら理系な自分の専門を活かせる道を探るようになった。


まさに私の人生を変えてくれた作品がSAOだ。


アニソンを好きになれた原点

これまでアニソンと聞くと「ボカロっぽくてオタクがサイリウム振りながら盛り上がるやばいやつ」みたいなイメージがあった。(印象悪いド偏見で本当に申し訳ないです。当時の自分を殴りたい。)

でもいざSAOをみてみると、鬼滅で話題のLiSAさんが歌ってるし、(もちろん良い意味で)曲調も歌詞も普通のJ-POPっぽいし、なにより良い歌すぎません?てなった。なにより、そんな良い意味で"普通のJ-POP"なアニソンでありながら、しっかりアニメの世界観は表せていて、歌を聴くだけでその主題歌のときのシーズンのストーリーが走馬灯のように駆け巡ったり、ジーンッときたりして、改めて音楽のちからを感じた。

今ではアニメを見ると、Netflixなら歌の部分は飛ばせたりする。でもその主題歌を初めて聴く時、私は必ず飛ばさずに音楽も一緒に味わうようになった。そして、そのアニメを見終わった後も時折Spotifyで作ったプレイリストでそのアニメの歌を聴くようになった。


ちなみに今回のプログレッシブの主題歌、LiSAさんの『往け』は初めて聴いた時はサビの盛り上がりがおとなしめで"どうだかなぁ"と思っていたけど、映画を見終わってからはしっかりハマっていた。

アニメ最高。音楽最高。アニソン最高。


SAOエクスクロニクルについて


ソニーさんが主催するSAOエクスクロニクルオンラインも、もちろん参加した。


メタルチケット付の早期申込で、2Dモード、B日程。パンフももちろん購入したので、届くのが楽しみ。

イベント自体はVRの画質もついにここまできたか…!という感じで、はじまりの街の世界観の再現度も素晴らしく、感動して1箇所1箇所味わっていたら、あっという間に2時間以上経過していた。

展示内容のセンスが痒い所に手が届くなぁという感じの素晴らしさだった。


エクスクロニクルに合わせて公開されたソニーさんの動画も併せて視聴した。ほんと、ソニーさん憧れでしかない。こんなところで働けたら夢がいっぱいで最高だろうなぁ。

どんどん進化していくVRと、その進化に携わることができるかもしれない可能性をみて、ワクワクが止まらなかったです。



その他

ほんとは初めからIMAXで観る予定だったのだが、自分の周辺のIMAXが時間だの場所だの改修だのでダメダメで普通ので見てしまった。本当はIMAXと見比べる予定もあったのだが、このSAOを皮切りに、「ARASHI 5×20 Record of Memories」「あなたの番です」「呪術廻戦0」「99.9」と観たい映画が続いたこともあり、おじゃんになりつつあります…。(しかも映画って何気に高いしなぁ。)

ストーリーに関しては、これはこれで綺麗にまとまってて、SAO本編とは別個のものとしては素晴らしいものだなという感じ。SAO本編と同じものと考えてしまうと、"シーズン1にこんなシーンあったっけ…?"と疑念が生まれてしまうので要注意。


あるSAOファンの子に感想を求めたところ、
アインクラッドのストーリーを、アリシの画質で観れてよかった。
という最高の表現をいただいた。

本当にその通りで、2009年世界に衝撃を与えたアインクラッド編を、2021年さらに進化した世界最高峰の作画・画質・映像で楽しめるのは、感慨深いものだ。歴史を感じるて、しんみりする。


あと1つだけ物申すとすれば、公開初週しか特典ってもらえないものだと思ってて、スケジュールカツカツな中、無理やり初週に間に合うように観に行ったのに、公開10週目となる現在も特典続いてるって何事なのでしょうか…。しかも、週を経るごとに内容も変わって豪華になってる気がするのは気のせい?なんかちょっと報われない…。特典のためだけに10週追う気力と経済力は持っておりません、申し訳ありません…。


でも来年も映画続編やるとのこと!楽しみ!


そんな感じで10月に書き始めて時が止まったままだった本感想。もうすぐ年を越そうというこのタイミングでやっと公開します。




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