99人の壁挑戦記【真・完結編】
ということで、5回目のチャレンジでようやく挑戦権を得ることができた出来たSwind。
スタッフさんの案内でセンターステージに立ちます。
……壁、たっけぇ!!
上から見ていてもなかなかの迫力ですが、センターから見上げる壁はほぼ垂直に見えます。
プレッシャーヤバいです。
佐藤二朗さんから紹介を受け……「えっと、お名前はご自身で読んでもらっても?」
デスヨネー、読めないですよねー(笑)
Swindと書いてスインドと申します。おいしいご飯のスインドとだけ覚えて頂ければ幸いです。
(この口上は言ってませんがw)
作家&名古屋めし専門料理研究家の部分も使って頂けました。
さて、いよいよチャレンジ開始です。
東の壁で出場していたので、最初に立ちあがる25人は南の壁。
いきなり正面が立ち上がるという状況です。緊張とプレッシャーが本気でヤバいです。
ぶっちゃけ、この辺から受け答えをあんまり覚えていません。
といいつつも、問題の時間はやってきます。
1問目は「穴埋めサドンデスクイズ」。写真を見て名古屋めしの名称を答える問題でした。
答えはういろう、みそにこみ、天むす、ひつまぶし、小倉トースト、どて煮、あんかけスパゲティ。まぁこれはさすがに答えられなきゃ嘘ですね(笑)
おかげでちょっとだけ緊張がほぐれました。
なんなく解答を済ませ、1問目と2問目の間に佐藤二郎さんと名古屋めしトーク。念願がかないました!
佐藤二郎さんが好きな名古屋めしはスガキヤラーメン!!
名古屋に戻るたびにスガキヤのラーメンを食べるそうで、二杯食べたいけど注文するときに恥ずかしくて一杯しか頼めないそうです(笑)
ただ、このトークが後にハプニングを呼ぶことになるのを私も佐藤二朗さんも、そして壁の人たちもまだ知りませんでした……。
で、2問目は「スリーアンサークイズ」。
名古屋な飲食店チェーンのキャラクターが出てきてお店の名前を答える問題でした。これももちろん余裕なのですが……。
スガキヤ、問題に出てるじゃんwwwwww
佐藤二朗さん、答えいっちゃってたじゃんwww
問題が出た瞬間、壁からも笑い声。そりゃ知ってる人も多いでしょうし、笑っちゃいますよねー。
いや、むしろ早押しとかで「スガキヤ」問題が出てこなくてよかったです(笑)
続く3問目は通常の早押し問題。ここからが本当の勝負ですね。
問題はこちら。
後から見返すと、だいぶ遅めですね。危ない危ない(汗
名古屋の方ならご存知の方も多いはず。きしめんの住よしさんといえばそう「名古屋駅のホーム」ですね。
ちょっと焦りすぎて「新幹線の駅」と一瞬答えてしまったのですが、「やばっ、在来線にもあるじゃん」と名古屋駅と言い足して無事に切り抜け。
甘めの判定に助けられました(ちなみに用意されていた正解は「駅のホーム」でした)
99人の壁はこの辺りの判定が甘めの傾向があります。
これは出場者が「各ジャンルの専門家・精通者」であって「クイズ競技者」ではないという点が影響しているとか。
ズバリ正解ではなくても、言っていることがおおむね正しければ救ってくれる、私のようなクイズ慣れしていない出場者にも優しい仕様になっています。
そして4問目。いよいよ「99人の壁」が相手です。
問題は通常の早押し問題。
結論から言えば答えは「味仙」。問題パターン的にも店舗名で間違いないとは思いつつボタンに手ををかけ……さ!き!に!お!さ!れ!た!!!!!
タッチの差での押し負けです(涙
自分としてはかなり攻めたつもりでしたが、まだ「台湾ラーメンアメリカン」とか「イタリアン」とかが答えとなる可能性も否定できないタイミング。
正直無意識のうちに「一瞬のためらい」があったのかなと思います。
とはいえ、押せなかったのは事実。負けを覚悟するしかありません。
しかし、実はここで一人目のブロッカーが誤答!(放送ではカットされていました)
なんとか九地に一生を得ました!
この場合は、読み直しからの早押し勝負リスタート。
「先に読んでいた箇所が読み終わった直後」から早押しが有効となるルールです。
一拍置いたがゆえに、この時点では答えも確信していました。必死にボタン押します。
必至になった理由の一つが、この日の出場者。 実はこの日、ジャンル「ラーメン」さん(しかも本物のラーメン王さん)がいたのです。
そりゃあこの問題なら、100%答え分かってますよね!?
せっかく復活したチャンス、ラーメンさんに押し負ける訳にはいきません。
しかし、無情にも響いた音は「ずががん!!」。
ブロッカーに先に押したことを示すボタン音でした。
無意識にラーメンさんを見上げます。が、ランプがついていません。
え? じゃあ誰が? と振り返ったら……
ま・さ・かの「1番」にランプ点灯!!!
ということで、アイドルクイズ王のゆっふぃーさんに見事にブロックされました(笑)
ちなみにゆっふぃーさんは何度も名古屋に来ていて、台湾ラーメンが大好きだったようです。そりゃ仕方がない(笑)
ということで残念ながらここでチャレンジ終了。100万円ゲットならずでした。
いやー、押し負けはしょうがないとはいえ、悔しかったですね~。
でも、「誤答」「答えられず」でのチャレンジ失敗ではなかっただけよかったのかなというのも正直なところでした。
振り返ってみると、正味のところ「お寺」さんの5問目からゾーンに入ってたと思います。
まぁ、その集中力や運もどうやら3問目で使い果たしていたようですが(汗
それでも、くじ引きじゃなく自分で答えてセンターに立てたのは我ながら頑張ったと思います。
答えたのが微妙に名古屋がらみの問題というのもまた……(笑)
そして後日嬉しい連絡が。99人の壁のスタッフさんから、追加取材を頂けることになりました。
おかげで「作家兼名古屋めし専門料理研究家 Swind」のことや著書のことやらも紹介いただけることに。
これは正直嬉しかったです。なんせCM代に換算したら100万どころの騒ぎではないですし(笑)
あとはこれをきっかけに自著たちがぶわーっと売れてくれれば言うことがないのですが……(笑)
閑話休題。
本格的なクイズ番組への参戦は初めてでしたが、大変楽しく貴重な機会をいただくことができました。
叶うのならもう一度名古屋めしでリベンジしたいですねぇ。でも、違うジャンルでも挑戦してみたくありますね……名古屋の飲食チェーンとかいけませんかねぇ?(やっぱり名古屋めしじゃねーか)
そして最後に参加した感想。一言で言えば、「みんな、99人の壁出ようぜ!!」
5回に渡る「99人の壁」の挑戦。収録が東京だったということもあり、体力的にも金銭的にも決して負担は軽くありませんでした。
しかし、それにも勝る貴重な体験が山ほど!
間近で芸能人が見られる(しかもガチャピンさん&ムックさんにもあえた!)のはもちろん、普段見ることが出来ないテレビ番組の生の制作現場(そして動き回るスタッフの皆様)を見られたのも得難い経験でした。これからの創作の参考になりそうです。
そして何より、個性的な「壁参加者」の方々との出会い。
異なるジャンルとはいえ、そこは特定分野精通した者たち同志。控室やスタジオで席が隣同士になれば、ご挨拶しつつ互いのジャンルの話や「どこからきたのー?」等と雑談に華が咲きます。
そうして話をしていくと、自然に仲良くなっていくというもの。お互いに濃い部分を持っているので心も通じやすいのかもしれません。
そして雑談を通じて、互いに「ライバル」でありながらも「同志」になっていくという、独特の関係性が広がっていきます。
この関係性があるからこそが「99人の壁」の面白さの源だと思います。真剣にブロックを目指しながらも100万円が出たら全員が心から喜び拍手できるという独特の空気感が生まれ、そこからドラマが生まれます。
そこに佐藤二朗さんの軽妙なMCが加わり、さらに盛り上がる番組へと昇華。
今一番見てほしい、そして我こそはと思うものは参加して欲しい番組です!
個人的には「書店(本屋)」でチャレンジする書店員さんや「ライトノベル」「異世界小説」で参戦するラノベ作家を見てみたいですね。
ピンと来た方、ぜひ今すぐホームページからオーディションへご応募ください!
……あー、やっぱり、自分ももう一度出たいですねぇ(ぼそ
最後取り留めのない話になりましたが、99人の壁は良いぞ!ということで。
以上、とあるなろう作家による99人の壁挑戦記でした!