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6/24(水) 君のような勘の良いガキは嫌いだよ。

みなさんこんばんは。42日目になりました。

今日からまた日々のことをダラダラ書く日が続きそうです。

今日は授業が実質ない日()だったので一日中みたかったドラマや読みたかった本を読んで過ごしました。それについて一個ずつ書いていこうかなと思います。


まず一つ目は、『逃げ恥』です。

昨日がついにあの衝撃のシーンで終わる第6話でした。
個人的にも一番好きな話でした。

内容としては主に「新婚旅行(慰安旅行)」の話でした。

いくつか名言が出てきましたが、マスターのセリフからどうぞ!

「人間は悲しいかな、見返りが欲しくなってしまう生き物なんだよ。特に恋愛に関しては。
自分が相手にかけた愛情と、同等の愛情が返ってこないと、人は不安になる。
愛情がもらえなくても、同等の見返りがあれば
納得できることもある。お金だとか、生活の安定だとか。
でもね、思いが強いほど次第に耐えられなくなるんだ。
俺ばっかり、私ばっかりが積もりに積もって、関係は終わりを迎える。」

マスターが毎回いい味出していますよね。古舘寛治さんはリーガルハイの時は頼りない役柄でしたが、逃げ恥では時々名言が出てきます。(すぐに泣いてしまいますが。)

そして第6話はなんといってもラストシーンです。

『永遠につかなければいいのに』

のセリフが、左右それぞれから星野源とガッキーで聞こえてきた時は驚いて鳥肌が立ちましたが、今回の特別編では、その前のセリフも左右から聞こえてきました。
今から見る人はぜひイヤホンかヘッドホンをつけてみてください。



さて次は「人魚の眠る家」です。

6月の頭に読み始めたといっていましたが、実はそこからあまり読み進められていませんでした。(ごめんなさい)

今日後半部分を一気に読みました。

1番の感想は「考えさせられる作品です」ということです。

東野圭吾さんの作品はミステリーでも、人間の感情に深く関わったところが非常に丁寧に描かれている印象があります。特に「容疑者Xの献身」は映画も小説も大好きです。

今回の「人魚の眠る家」はミステリーではありませんでしたが、「脳死」について考えるきっかけになりました。

作中でも書かれていましたが、現在の日本では「脳死」についてあやふやな状態だと言えます。

2010年に臓器移植法が改正され、それまでは本人の意思表示が必須でしたが、改正後は家族の同意のみで可能となりました。

改正前は亡くなった人が自分の意思で臓器を提供することを望んだ場合のみ提供することになっていたので、遺族としては「本人が望んだのだからそうしてあげましょう」と決断できたわけです。

しかし、改正によって「本人がどう思っているかわからない」という状況で、残された家族が決断しなければいけなくなりました。

そして難しいことに日本では、臓器提供の意思を遺族が示した場合のみ「脳死判定」が行われます。

つまり、臓器提供の意思表示をしなければ、そもそも「死んだこと」にすらなりません。
延命治療を施され、心臓が止まるまでは眠ったような状態に見えます。
しかし回復することはありません。

残された家族にとっては、自分たちが「臓器提供の意思表示」をしたことによってまだ心臓が動いていて、温もりのある状態の人を「死亡」したと認めることになります。

個人的にはかなり残酷な決断だと思います。

作中でも書かれていましたが、この制度は「脳死を人の死とするかどうか」という議論を国としてはっきりとした答えを出さずに、いざ臓器提供だ、という場面の家族に任せているのではないのかなと思います。


個人的には薫子さんが包丁を持って警察を呼んだ場面が最も印象的でした。

薫子は「娘はまだ死んでいない」と言いますが、周囲の人は「亡くなっているのに操り人形みたいで気味が悪い」と言います。

それならと、薫子が瑞穂に包丁を向け「私が刺したら、私は殺人で逮捕されるのか」と警察に聞きます。警察はすぐには答えられません。

そしてこう言います。「今私がこの子を刺して殺してしまうのと、「臓器提供をする」と私が決断することで脳死判定され、この子が死んだことになるのはどちらも私が殺したことになるのではないか」と

衝撃的な場面でした。

薫子がついに狂ってしまったのかと思えば、実は最も強力なメッセージを送っている場面でした。



さて、本当は最後に今日のタイトルでもある、「鋼の錬金術師」について書こうと思ったのですが、かなりの字数になってしまったので、また明日書きます。

ちなみになんで「鋼錬」をみているかは、この前阿蘇に一緒に行った友達に熱烈におすすめされたからです。

今6話まで見ていますが、面白いです。

時々ビクッとするような怖い場面がありますが(タイトルはまさにそんな場面でした)、とりあえず早く全話見てしまいたいと思います。

それでは、おやすみなさい。





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