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6/4(木) ジャガイモが取れました。

みなさんこんばんは。22日目になりました。

今日、私の家の庭でジャガイモが取れました。
葉や茎は決して元気な状態とは言えず正直期待はしていませんでしたが、思ったよりたくさん取れたのでよかったです。(父談)

私は庭に関してはあまり関与せず、取れたものの恩恵をありがたくいただいている感じなのでいろいろな料理で食べられるジャガイモは嬉しいです。
じゃがバターで食べようかなー



それでは昨日の続きを書きましょう。

ダン・アリエリーの「不合理だからすべてがうまくいく」の第二章「働くことの意味」について書きます。

この章では「人々にとって仕事の意味とは?」「」仕事への意欲と仕事の生産性の関係とは」について書かれています。

今回も興味深い実験をいくつもしていますが、1つだけ紹介します。
実験はお馴染みの『レゴブロック』を使ったものです。

ある大学でレゴブロックで遊ぶのが大好きだった学生を集めて実験しました。
(みなさんの中にもかつてレゴで色々なものを作るのが好きだった方がいるでしょう。)

集まった学生を二つのグループに分けます。
一つ目は「意味あり」条件のグループ、二つ目は「意味なし(本文では神話から名前をとってシジフォス条件と呼んでいます)」。

実験の内容は「レゴでロボットを作ってもらい報酬をもらう。報酬は一体目は2ドルだが、二体目は1ドル89セント、というように一体につき11セントずつ下がっていく。被験者が作りたい数だけ作ってもらい、その分の報酬を受け取る。」
このようにシンプルな実験です。

では二つに分けたグループの違いはなんでしょうか?

一つ目の意味あり条件のグループの人には「君が作ったロボットは次の人も使うから作った後にバラバラにするけどいいかい?」と聞きます。被験者はレゴで遊びたいだけなので「もちろん!かまわないよ」と答えます。バラバラにするのは、その人が実験を終えた後です。

二つ目のシジフォス条件の人にも同じように言いますが、作ってもらったロボットをその場ですぐにバラバラにします。つまり作った人にしてみれば、自分が作ったものを一瞬で分解されるわけです。

なんとなく結果を予想できると思いますが、実際はどうだったのでしょうか。

「意味あり」条件の被験者が組み立てたロボットは平均で10.6体、報酬は14.4ドルでした。「シジフォス」条件の人の平均は7.2体、11.52ドルでした。

どうでしょうか?私が読んだ時は思ったより差があるなと感じました。
手間や作った後に壊すという状況はどちらのグループも同じであるにも関わらず、ただ目の前で壊されたか、裏でひっそりと壊されたかの違いです。

もう一つの面白いデータはレゴの愛好度と作ったロボットの数の相関です。
「意味あり」条件では愛好度が高いほど作った数が多かった(相関が強かった)のに対し、「シジフォス」条件では相関は全くみられませんでした。


この実験で分かったことは「人々はどんなに好きで得意と感じる仕事をしていたとしても、意味を奪われた途端に、仕事で得られる本源的な喜びを感じなくなる」ということです。

「仕事の喜びをやる気に変えられるかどうかは、自分の仕事にどれだけ意味をみいだせるかに大きくかかっているようだ」ということです。


それでは今日はここらへんで失礼します。おやすみなさい




















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