シンプルにめちゃくちゃ心に刺さった言葉 -ルリボシカミキリの青-
日記を見返していたら、めちゃくちゃ心に刺さった言葉が見つけたのでここに紹介したい。
実際に日記にも「泣きそうなほど感動する言葉に出会ったので書いておく。」と記してある。(泣いてはないんかい)
「大切なのは、なにかひとつ好きなことがあるということ、
そしてその好きなことがずっと好きであり続けられることの
旅程が驚くほど豊かで
君を一瞬たりともあきさせることがないということ、
そしてそれは静かに君を励まし続ける。
最後の最後まで励まし続ける。」
~ルリボシカミキリの青 福岡伸一~
僕はお笑いとか日向坂(アイドル)とか、好きだからと言ってこれで生計を立てていけるわけではないのに、でもどうしても好き。
好き、でも、これじゃ食っていけないの矛盾に押しつぶされそうになっていた自分を救ってくれた。
そうか、好きなら好きでいいんだ。
それが、人生を驚くほど豊かにするんだ。むしろ、大切にしていかなきゃならないんだ。
この言葉は、NHKの特別番組「ボクの自学ノート」で様々な博物館を渡り歩き、知識を深めていく小学生のお母さんが番組の最後で紹介していた言葉だ。
たとえ学校の成績とは結び付かなくても、別のところで評価されるべき軸が世の中には存在する。
もっと言えば、存在しなくてもそれでいいのかもしれない。それくらい自分の好きなことがあるというのは尊いことで、
絶対に守りぬかなきゃいけない”砦”なのだ。
それが好きで、身を滅ぼしたり、迷惑をかけるということさえなければ、好きを追求するのは構わないと思う。それが本人の生きる意味なのだから。
「本人が充実していたと思えるかどうか」
その一点のみに生きる意味が集約されてもいいんだ。
引用部分に話を戻すと、「最後の最後まで」の部分がたまらなく好き。
好きで好きでたまらないモノがある自分を全肯定してくれている気がするから。
(ま、生活をボロボロにしてまでのめり込む言い訳に使ってしまいそうで怖い気もするけど、何事も加減が大事よね)
著者の福岡伸一さんは生物学者であるにもかかわらず、文才にも優れている。
正直、「学者さん」って気難しいイメージがあるけど、福岡さんはそのイメージを払拭してくれる。
一般の人でも、気難しい人はたくさんいるし、研究者でも、気さくな人はたくさんいる。
結局、職業というバイアスに僕たちが振り回されているだけで、同じ人間であることに変わりはない。
高校の国語の教科書で「動的平衡」を読んで、その後「生物と無生物のあいだ」まで楽しく読んだ記憶がある。
生物が持つ不思議な性質に触れることで、
人間もその生物に含まれることから、「自分にもその性質が備わっているのかな?」とかリンクさせながら読むと面白い。
生物の知識がないかたでも読めるよう分かりやすく書かれているのでぜひ。
話を戻して、福岡伸一さんが書かれているように自分の好きなこと肯定して生きていきましょう!
今日もおつかれっす!!
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