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中学生時代(口臭に追い詰められた学生生活)
ご覧いただきありがとうございます。
人生の半分以上を口臭で悩んできた、すうぃです。
このノートは、
こんな人に向けて書いてます🗒
口臭ケア用品について知りたい人
口臭に悩んでいる人
口臭を完全に無くすことは難しいと感じているけど、少しでも改善して笑顔で楽しく話をしたいと思っている人
前の記事では、
私が口臭を自覚した小学生時代のお話をしました。
(まだご覧になられていない方はぜひ↓↓)
今回は、私が人生の中で一番、
精神的に落ちるとこまで落ちた中学生時代のお話をします。
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■ Y先生の口臭
4月を迎えて中学生になった私は、
周りの友達の言葉に苦笑いを浮かべていました。
「理科の◯◯(先生の名前:以下Y先生)、口くさすぎ」
「私一番前の席だから、早く席替えしてほしい」
「授業に集中できんくらい臭いって何事(笑)」
小学5年生で口臭を自覚し、
なるべく人とは距離をとって話をするようになっていたため、まだ私の口臭に気づいていない友達が、理科のY先生のことをそう噂するようになったのです。
(ただ卒業式で隣だった友達もこの会話の中にいたため、「すうぃの口も臭いだろ」と思われてそうでその子とは目を合わせられませんでした)
実際、私が思うにもY先生の口臭はかなりキツく、
タバコとコーヒーが混じって、長時間発酵されたようなにおい。
授業中は一番前から真ん中の席くらいまで
漂っていました。
次第に、Y先生の口臭については
学年全員が周知することになっていきました。
授業中にはやんちゃな男子が
「口くっせ」
「歯磨きしたんか」
「おえっ」
そういった言葉を大声で言うようになり、
大半の生徒がそれを聞いてニヤニヤ笑ったり、
その嫌な雰囲気に同調するようになっていました。
「口臭」とか「臭い」とか
自分のことを言われているようで
その類のワードを聞くのが怖くなっていた私は、
みんなが口臭について過敏になった原因のY先生に、ある意味腹立たしい気持ちを持っていました。
それと同時に、
生徒にいくら言われようと、
「ごめーん」「そんなこと言うなや〜」
と申し訳なさそうに笑うY先生を見て、
きっと同じ悩みを抱えているはずなのに、
何も言えずにその場の雰囲気に流される自分自身に対してただただ嫌気がさし、申し訳なく思っていました。
■ 恐れていた事態に
2学期に差しかかった頃、クラスの一部の間で、
私の口臭についての噂が段々と広まっていくようになりました。
きっかけは恐らく、
1学期の合宿中に友達Sと些細な喧嘩をしたこと。
小学校で仲のよかった友達とは
クラスが離れ、部活も別々だったため、
特に仲が良かったわけではないけど出席番号が前後で、同じ部活に入ったSとよく喋るようになっていました。
合宿中はお互い無視で話もせず、
最終日に同じ部活の別の子と帰っていた時に
「Sがすうぃのことクサいって言ってたよ。」
そう聞きました。
自分は口臭があると自覚していましたが、
身近な友達に指摘されたのはこれが初めて。
電流が走ったような衝撃を受け、
「やっぱり自分は臭いんだ」と、そう確信した出来事でした。
と同時に、
この時Sが仲の良い友達に私がクサいという愚痴をこぼしたため、噂が広まっていったんだと思います。
■ その後の学校生活
その一件があり、
ますます口臭に関してセンシティブになり、
こんな学校生活を送るようになっていました↓
話したいことがあっても長話をすると口臭が気になるため、聞く専門。
話す時は人と距離をとる。
会話中は基本相槌で、「うん」や「ううん」を多用する。
休み時間は冷水機に行って水を飲む。
キシリトールのガムを食べる。
ガムに関しては、
カバンに入っていないと不安になるレベル。
登校前にガムがないことに気づくと、
こんなことしてる中学生私だけだろうなぁと思いながら、自転車を漕いで急いでコンビニに行き、
ガムを買って家に戻り制服に着替え登校していました。
そして校内で飲食は禁止なため、
トイレ、空き教室や廊下の死角になっているところで、ブレザーのポケットからさっとガムを取り出し、まるで精神安定剤のように食べていました。
(正確には舐めていました)
その時はそれで気持ち的に少し落ちついていましたが、今振り返ってみると、口臭+キシリトールでかなり酷い匂いになっていたんじゃないかと思います。
■中学校生活で辛かったこと
今でもたまに思い出す、
中学校生活を送る上で苦痛で辛かったことを
2つに絞って紹介します。
⒈ 合唱コンクール、体育祭の応援合戦の練習、卒業式
小学校編でもお伝えしましたが、
人がぎゅっと集まって歌ったり喋ったりする状態はただただ苦痛でした。
鼻呼吸さえも躊躇してしまうため、常に酸素不足で、体は超緊張状態。
全ての集中が口臭に集まるため、
歌の歌詞や応援合戦の流れもまともに覚えられず基本口パクでした。
ちなみに合唱コンクールは、
ほんの僅かでも歌わなくていい時間を作りたかったため、3年間ずっと課題曲or自由曲いずれかのピアノ伴奏を担当しました。
⒉ 音楽の授業、英語の授業、国語の授業
特にペアでの活動が多かった英語の授業や国語の授業も私にとってはかなりしんどい時間でした。
ペアワークをする時は、
教科書などを挟むためのファイルを開いた状態にして口元に持っていき、少しでも相手に口臭が届かないように、なんてことも気休めでしてました。
音読は必要最低限口を開けるようにして、
黙読をしていました。
音楽の授業では、
合唱コンクールや卒業式が近づいてくると、
1時間中ずっとパートごとに分かれての合唱練習や
本番のように実際に列に並んでの練習が続きます。
この時期は、音楽の授業がある日は頑張れず、
学校を度々休んでしまっていました。
ちゃんと授業を受けて学びたいのに、
それができない。
わからないことがあって先生に聞きたくても、
近くで喋らないといけないからやめよう。
成績もどんどん落ちていきました。
■ 中2 / 心が壊れた決定的瞬間
そんな日々が続いていた中学2年生のある日、
男子Mと隣の席になりました。
その時の席は、
黒板に向かって左側の一番前で、
右側はM、左側は窓でした。
後ろに人がいる状況は苦手ですが、
窓側の席ということもあり、
自分にとって少し落ち着けるような席でした。
しかし、その席になって1週間ほどしたある授業中、Mが周りの男友達に顔をしかめながら、
「この席なんかクサい〜」
「無理、やる気が出ん」
と嘆くように言っているのが聞こえました。
この頃には、特に喋らなくていい教科の授業中でさえ、鼻呼吸をためらうようになっていた私は、「くさい」という言葉を聞いて動悸がし、一気に顔が熱くなり呼吸もままならず内心パニック状態に。
ついには、Mが「くさい」といいながら、
その人たちにもにおいを届けるように下じきで煽ぎはじめました。
自分でできる限りの口臭対策をしても全く効き目がなく、自分ではコントロールする術もなく、
不本意ながらも人を不快で嫌な気持ちにさせている、迷惑をかけている、そんな自分が情けなかったです。
それと同時に、
恥ずかしくて、
屈辱的で、
この瞬間、私の心は壊れました。
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天真爛漫で無邪気で、
いつもグループの中心にいて友達が多かった私。
男子からも人気があった。
なのに、だんだん私から人が離れていく。
何もしなくても生きているだけで嫌われていく。
死にたい。
生きていたくない。
明日が来てほしくない。
そう思って手首に包丁を置いても、切れない。
私以外の兄弟は口臭に全く悩んでないのに、
なんで私だけこんな思いをしなくてはいけないのか。
何も特別なことは望んでいるわけじゃない。
ただ友達と楽しく会話したいだけなのに。
一生懸命授業を受けたいだけなのに。
私、なんか悪いことしたかな。
人間に鼻なんてなければいいのに。
口臭という概念がない世界に行きたい。
そんなことを思っていました。
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このMから下じきで煽がれた事件の翌日から、
私は学校に行くことを拒否し、
不登校になりました。
■ それから
中2の12月頃から不登校になり、
そこから2年生が終わるまではほぼ、
不登校と保健室登校・別室登校を繰り返しました。
ただ、なんとなくこのままではいけないという思いもあったことや、担任の先生、保健室の先生、特別支援の先生に助けられたことや、
こんな状況になっても、
ありがたいことに一緒にいてくれる友達、
保育園から腐れ縁の幼馴染の友達もいたため、
2年生最後の修了式の日に迎えに来てくれて
一緒に教室に上がりました。
そして3年生からは、
普通の学校生活を送れるまでになりました。
ただ口臭についての恐怖症は変わらず、
中学校卒業が近づくにつれ、
こんな学校生活をまた3年も送らないといけないのかと絶望的になったりもしました。
県内の高校に行っても、
中学が同じの子がいれば私の口臭はすぐに広まるだろう。
噂されるのは嫌だ。
何より、違う市の高校に行くとしても、
電車通学で朝から友達や知らない人でいっぱいの電車には乗れない。
そう考えた私は、
誰も私の口臭を知らない世界に行きたい。
一からやり直したい。
とりあえず今の状況から抜け出したい。
そう思うようになり、
県外の緩めの自由な高校に進学することを決めました。
■ おわりに
最後までご覧いただいたみなさん、
ありがとうございました。
今まで生きてきた人生の中で、
一番精神的に辛かった中学時代ということもあり、
蓋をして心の奥底にしまっていたネガティブな記憶ですが、書ききることができて安堵しています。
高校生活では、
少し明るい自分にはなりますが、
口臭で落ち込んだことはやはり何度かありました。
次の記事では、
そんな高校生活のお話を綴ります。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました🕊
すうぃ
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