見出し画像

読んだ本の記録。

こんにちは~ちいさなちいさな雑貨屋さんsweetmarronです。
おとといの日曜日は久しぶりにマルシェのない日曜日だったので、割と読書がはかどりました。記録したりしていない本もあるのだけど、今回は写真も撮ったし感想がてら記録~!

①合理的にあり得ない2
1を少し前に読んで、1の内容をほぼ忘れてしまった状態で2へ。
読みながらなんとなく思い出して読んだけれど、今既に2の内容を忘れている…そんな感じのサクサク本です。あ、思い出した!カルカラが出てきた!

この主人公の上水流の読み方、フリガナが振ってあるのに毎回忘れる。
そして助手の貴山(タカヤマ)のこともずーっとキヤマと読んでいた…。
とりあえず、何か読み物が欲しい時に、何も考えずに読めるシリーズ的立ち位置。

天海祐希さんでドラマ化もされているからなのか(ドラマは観ていないけれど、映像が浮かんでくる)。

②海馬の尻尾 荻原浩
「恐怖」を感じず、「良心」がない、反社会性パーソナリティ障害のある、やくざが主人公の「脳」にまつわるサスペンス。
産後、暴力シーンの類が著しく苦手になったので、序盤は脱落しそうになりつつ、半ば以降はサスペンス要素が強くなりあっという間に読了。

荻原さんの取り扱うテーマって、毎回多岐に溢れていて凄いなあと思う。
私が一番好きなのは「愛しの座敷わらし」かなあ。
是こそ数年前に読んだけど、今も話を覚えてるもんなあ。
でも、「神様からひとこと」も好きだった。

人間の脳はある程度遺伝的要素で作られるのだろうけど、育った環境や人との関りでかなり変わっていくんだなと改めて感じる作品でもあった。

③一橋桐子(76)の犯罪日記 原田ひ香
76歳独身の一橋桐子さん。夫を亡くした幼馴染の知子さんと同居していたのだけど、その知子さんが亡くなってからの人生を描いている。
収入がないと食べて行けないので、76歳でもしっかり働いている桐子さん。
だけど、世の中は世知辛く、先を考えると気持ちが沈むばかり。
途中読んでいて、自分ももしかしたらいつかこうやって、苦しくなるのかなと思うのだけど…、読んでいるうちに優しい温もりに包まれる1冊でした。

私は多分おじいさんおばあさんが活躍する、ちょっと明るいタッチ(達観した方々だからこそ面白い)みたいな作品が好きだ。
この本もそうかと思ったら、ちょっと違ったけれど、やっぱり好きだ。

年齢を重ねても、日々一生懸命生きていれば「光」は差すんだなと感じる1冊です。
原田ひ香さんは、Kaoriさんが「食べるのがお好きなら」とお勧めしてくださった作家さん。やっぱりKaoriさんとは好みが合うんだなと再認識しました(この作品はそこまで食べ物は出ないけれど、鬼まんじゅうは作ってみようかな♪)。

明日図書館で本を返却するついでに、また何か原田ひ香さんの作品は借りてこようと思っている(なかったら本屋に寄って買おうかなと思う)。


息子は相変わらず妖怪レストランシリーズを気に入っていて、私が本を借りて読むペースよりも速く読み終わるので「次はまだ~」と待ち状態。
なので繰り返し同じシリーズを読んだりして、学校の自主学習の宿題で「おすすめベスト3」のページを作って書いたりして、先生にもちょっと好評だったりしている。

枕元に沢山の本が散らばっていて、朝起きてすぐに読む姿も自分の幼少の頃と重なる。

本を読むと、自分とは全然違う世界の話なのに、通じることや「ヒント」になること、不意に励まされること、そういうことが案外多い。

なので、息子に「本を沢山読め!」とは言わないけれど、本を読んでいる姿を見ると少し嬉しいなと思う。

私もまだまだ沢山沢山、読める限り読もう!

いいなと思ったら応援しよう!

sweetmarron店主の小部屋
いただいたチップはおもしろアイテムセレクトに使います!

この記事が参加している募集