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山手線

あらやだ また1週間空いちゃった。
夏が終わり少しだけ涼しくなったから
仕事終わりに1杯 と言いたいところだけど
たてこんでいる仕事がモリモリ。

それでは今回も お付き合いください。


しばらく来れないという理由は
朝の連絡でわかった。

フリーで仕事をしている彼は出張が多い。
全国ツアーに帯同することになったとか。

ほぉ。そうか。
そういうことか。

バラエティ番組などは月に2度の収録
ドラマは3.4ヶ月。長いところは5ヶ月くらい。
映画になると1年かかるものも多い。

ドラマ撮影の参加だった彼はロケも含めて4ヶ月くらいスタジオに通っていた。
そこでの再会。

その間にお付き合いすることになっていた。

東京って以外と狭い。狭過ぎる。
美味しいご飯屋さんから帰る山手線で知り合いにも何度か見つけられる。
社長はウワサを聞きつけ
「お、!何だか最近楽しそうだな。聞いてるよ」
と。

う。 何だか気まずい。

何故なら彼の元カノは同じ会社に。
別れた直後はまだ彼も一緒の部署だったから。
元カノは長く伸ばしていたロングヘアからばっさり。ボブヘアは今となれば彼女のトレードヘアになった。

とっても可愛らしいその彼女のボブはとっても似合っていて、周りの評判も良く、あっという間に新しい彼氏ができた。
無論 髪型だけではない。
スタイルも良く笑顔もステキな彼女は華がある。

そんな彼女に憧れに近いものを抱いていたワタシ。

まさかこんなことになるなんて
あぁ ビバリーヒルズ白書やん。
そんな事を思いつつ それは突然やってきた

洗面所でバッタリ。
その元カノと2人きりになった。

それは彼と久しぶりに会う日の夕方。

今から会うの?
楽しんで来てね ヨロシク言っておいてね。

って。

目をまんまるにしたワタシに鏡越しそう言い
先に出て行った。


え。
ちょ。
えーーー なにこれーー 

まるでホラーになりました今回。
また読みに来てね〜
それではまた⭐︎

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