【詩】水を得た魚
駆け出してしまいそうな
そんな気持ちで
古本屋巡りをする
まず手にした
あぷれ二十四孝
河盛好蔵の
古い本
どんな性格のものかを
あとがきが知らせる
親と
子の
関係を明るいものにする
その つきあい方についての本
いまの自分に
タイムリーな一冊
父親が生まれた頃の本を
親になった自分が
むさぼるように
読んでいる
この時間が自分を
水を得た魚にしてくれる
幸先が
いいなあ
巡ってみなけりゃ
出会えない
もうどこまでも泳いでいきたい
気分だ
作家同士の関係も
親と子の関係も…
お父さんね
たまに物凄く
元気いっぱいになるんだよ
酔いざめ日記に
手がのびて
今年の秋にも
触れている
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