【短編小説】ナイトメア★入社初日
こんなに麗らかな春の日でも労働をしなければならない。
ついにそんな身分になってしまった、とため息が出そうになる。
しかしモラトリアムは終了し、引き換えに首輪を付けて金銭と言うものを得る日々が始まる。
学校は去勢する為の機関だと言うが、じゃあ会社はわたしを飼育する容器なのだろうか。
わたしは会社と言う濁った容器の中で役割を果たしていく。町と言う解放治療場での一貫として?
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