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最近読んだおすすめ小説 〜2023年1月〜
あけましておめでとうございます〜!(遅いw)
2023年も変わらずよろしくお願いします〜!
荒木あかね『此の世の果ての殺人』
新年一発目はこちら!
地球滅亡を題材にした本格ミステリー。
まず読んでてびっくりしたのがディティールの細かさ!
法律や倫理が機能していない状況下で、どういうものが役割として残っていて、どういうものが破滅していっているのか――そこまで細かく書く!? ってぐらいめちゃ緻密に描かれていて、作者の下調べの本気というか、博識ぶりに舌を巻いた。(実際巻末に乗っていた参考文献の量もすごかった)そのおかげで、『地球滅亡が迫る世の中』を私たち読者も体感したような奇妙な気分になる。
また、物語終盤に差し掛かっての謎や伏線の収束っぷりも気持ちいい。散りばめられていたパズルのピースがパチパチと綺麗にはまっていく感覚がたまらんかった。「これぞミステリー!!!」っていう醍醐味をめちゃくちゃ味わえて超満足! 読んでて楽しかったー!!
小綱実波『背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには』
12月に紹介した、ファンタジーBL『背中を預けるには』の外伝(スピンオフ)になります。
とある三人の男の恋模様が描かれるのですが、もう愛しいし切ないし苦しいし温かいしで、全部が最高でした……!!!!
私はラストの締め方で物語の全てが決まると思っている『ラストシーン重視派』なのですが、小綱先生さすがです……美しすぎる締めくくりに、もう感動の嵐……!!!!!
なんでこんな言葉が出てくるんや! なんでこんなにも文章が美しいんだ! と、読書中も感嘆しまくりでした。
これからも小綱先生は絶対追いたい作家さんです。
【まとめ】
はい、ということで今月は二冊紹介しました。というか、この二冊しか読めなかった(泣)
理由は二つあって。
①普段は読書にあてる時間を、新作の小説執筆にあてていた。
②直木賞受賞作の『地図と拳』を今絶賛読書中なのだが、これがまあびっくりするほど分厚くて、なかなか読み終わらない(笑)
→読むこと自体は楽しいし先が気になるからストレスではないんだけど、読了冊数という物差しで考えたときに、分厚くても一冊は一冊! だからカウントできないのが悔しい〜〜゚(゚`罒´ ゚)゚(泣)
一応去年のプチ目標として、月三冊は読むって決めてて、去年は十二ヶ月ちゃんと三冊以上読めて目標達成できたんだけど、今年は年始の一月から達成できず……く、悔しい~!!!!!
……とまぁ、一月はこんな感じでした。
ついに本屋大賞ノミネート10作が発表されて、読みたい本も増えたし、『地図と拳』の続きも読みたいしって感じで、とりあえず読みたい本がいっぱいある日々です。
ではでは! また二月の振り返りでお会いしましょう~👋👋👋