隔離室
昨年はコロナの影響で解雇され、その後自殺未遂で医療保護入院になった。
常にお金の心配があって、入院中にもどんどん引き落とされていく家賃や税金の数字を見るたびに死にたくなって。
1番苦しい時期だった。
入院した時は希死念慮が強すぎる為、思考力を低下させ廃人になるような薬を投与されていた(自分ではその時の記憶がなく面会に来た家族によって聞かされた)
トイレとボロボロの布団しかない隔離室に入れられた。
食事も部屋でとったり(組み立てたダンボールを渡されその上で食べた)食欲もないので食べない日も多かった。
隣から聞こえてくる叫び声や壁を殴る音も薬を飲んでいたからあまり気にならなかった。
履いてきたコンバースの靴はいつのまにかスリッパに変わっていた。
その意味を知るのは少し先だった。
外が見えないモザイクがかかった窓から差す光で大体の体内時計を保っていた。
腕は血が滲み傷だらけだった。(自殺未遂時のものでその後首を吊ったが失敗した)
看護師さんからは可哀想ね、といつも言われるほど両腕が傷ついていた。
先生は毎日来てくれた。
具合が悪い時は一日数回様子を見に来た。
退院は最初1週間後と言われていた。
結果は丸々3ヶ月後だった。
退院してからも不安定だったものの、今は沢山の人に支えられ何とか生きている。
会社で信じていた人に裏切られもう二度と人を信用しないと思っていた私に見返りのない支援をくれた人達も沢山いた。
入院中毎日電話に付き合ってくれていた友達が今は夫になった。
1年で沢山のことが変わった。
初めて生きていて、自殺が失敗してよかったと思える生活を送っている。
入院中のことはまた別で記事にあげたい。
閉鎖病棟のこと、医療保護入院となること。
なんとなく今の気持ちを書き記しておきたいので備忘録として。
みなさん、健やかに。
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